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日経ものづくり2008年2月号
目次
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“こと”を起こして人をつくる モノづくりと共鳴するコトづくり
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英語で伝えるMONOZUKURI 第11回
Push Production & Pull Production=プッシュ生産とプル生産
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こだわりの羽毛ふとん
終戦後の1948年,貧しかった我が国で共同募金が始まった。かの「赤い羽根共同募金」だ。この共同募金というアイデアを提供するとともに,助け合いの象徴である赤い羽根の原料を最初に供給し製作に協力したのが,同募金をきっかけに創業した,我が国初の羽毛ふとんの量産メーカー,東洋羽毛である。
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グローバル工場安全 第11回
製本機の設計/運用におけるリスク低減事例
今回は,安全設計の事例として太陽精機(本社京都市)の取り組みを紹介する。同社は,京都市と滋賀県高島市の2カ所に主力工場を構え,印刷業界向けに「Horizon(ホリゾン)」ブランドの製本機を設計・製造している。この製本機を例に,機械の設計や運用におけるリスク低減の実務を見ていく。
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電装品にアナログの壁 ベテランの知恵をフル活用
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ベーシック公差設計 第2回
工程能力を見積もる
前回は,アセンブリを構成する個々の部品の公差を算出する二つの方法─「互換性の方法」および「不完全互換性の方法」について解説した。互換性の方法では,各部品が公差範囲いっぱいの最悪のケースで組み合わさっても,アセンブリ段階で要求される公差内に収まるようにする。つまり,不良品は発生しないという考え方である…
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クリスタル光学
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見える化の極意 第11回
目標達成のためのVMによる目標管理の進め方
本連載第9~10回では「管理・間接部門の日常の業務と管理の見える化を実現するVM(Visual Management,目で見る管理)の進め方」について説明した。今回は「目標達成のためのVMによる目標管理の進め方」について,推進ステップごとに説明する。
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新卒技術者の採用と活用
ここ数年間の景気回復や団塊世代の一斉退職などに伴い,企業の新卒採用数は増加傾向にある。この傾向は技術者にも当てはまるといえそうだ。ここ5年(2003~2007年),回答者自身が所属・関連している職場で新卒技術者を採用しているか否かを尋ねたところ,61.3%が「ほぼ毎年採用している」と回答した(Q1)…
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メカトロ講座 -茶運び人形開発計画 第11回
機構・機能の概念設計(5)
本連載の第9回で,我々は茶運び人形の移動と位置の検出方法について検討した。その内容は,簡単にまとめると以下の2点である。
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主力機をタイで開発するソディック
日本の製造業では今,大手を中心に工場の海外シフトが一巡し,開発拠点の海外シフトが注目されている。まだ成功例が少ない中,ソディックは主力製品の放電加工機について,製品企画から開発設計までタイの開発拠点(ソディック・タイランド)が中心になって行う。マイナーチェンジだけでなく,新規開発する機種にも,もちろ…
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生産現場の“からくり”でコスト削減
円高/ 株安の進行,一時1バレル100米ドルを超えた原油価格など,2008年に入って経済環境は不透明感を増してきた。戦後最長の景気拡大を謳おうか歌してきた製造業も,再び生産現場に厳しいコスト低減要求を突き付けてくるかもしれない。これまで乾いたぞうきんを絞るほどにコスト低減を積み重ねてきた生産現場。要…
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温暖化防止は絶好のビジネスチャンス
電機メーカーが一斉に対策強化のワケ
ここまでに環境という言葉を見聞きした年があっただろうか。2007年は,6月の「第33回主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)」や12月の地球温暖化防止バリ会議(COP13)など,地球温暖化対策を協議する世界会議が目白押し。ノーベル平和賞も温暖化関連だった。
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三菱化学プラント火災事故
2007年12月21日,三菱化学鹿島事業所の第2エチレンプラントで火災事故が発生した。火元は,ナフサをエチレンに分解するための炉(分解炉)。分解ガス冷却用のオイルが配管から漏れ,何らかの理由で着火,半日近くにわたって燃え続けた。
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三菱レイヨン,CFRPをコスト低減,大型構造物向けに炭素繊維を改良
「PAN(ポリアクリロニトリル)系炭素繊維の価値観や使い方を変える可能性がある」と,三菱レイヨンAN技術統括室CFグループリーダー部長の今井義隆氏が自信をのぞかせるのは,同社が2008年にサンプルを投入する予定の新しいPAN系炭素繊維「P330」シリーズだ(図)。特徴は繊維の束を増やしながらも,これ…
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Pro/Eの3次元図面機能の改良は,データモデル強化の一環
米PTC 社は2008年1月16日,3次元CAD「Pro/ENGINEER Wildfire」の次期版(バージョン4.0)を発表した。詳細設計機能を大幅に強化したのが特徴。中でも製造工程への情報伝達を意識し,3次元図面に寸法を自動表示させる機能を強化したのが目立つ(図)。情報はあくまで3次元モデルに…
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ホンダ,気筒休止機構に4気筒モード,新型セダン「インスパイア」に適用
ホンダは,新型セダン「インスパイア」に新開発の気筒休止機構を搭載した(図)。これまでの6気筒燃焼,3気筒燃焼に加え,4気筒での燃焼を可能にしたもので,同社は実用燃費の改善が可能としている。
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アモルファス構造で閉じ込めたものとは
上に示した網の目状の構造。分子模型のように見えるが,それよりも随分と大きい。網の目を構成する丸棒1本は約1μmの長さがあり,全体として非周期的なアモルファス構造となっている。この構造,従来の定説に反して,ある“もの”を閉じ込められることが発見された。東京大学生産技術研究所准教授の枝川圭一氏らによる研…
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カミオカンデが設計を鍛えた
現場に行かない設計者なんて,そんなのダメだよ。カミオカンデ(KamiokaNDE)を例にしてその話をしましょうか。 カミオカンデは陽子の崩壊やニュートリノを観測するための実験施設です。ここでの観測成果が2002年のノーベル賞受賞につながりました。 カミオカンデは岐阜県の神岡鉱山の中に3000tの水を…
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世界一への挑戦
「もはや日本は『経済は一流』と呼ばれる状況ではなくなった」。2008年1月18日,経済財政担当相の大田弘子氏は衆参両院の本会議で日本経済への危機感を表明した。米国経済の減速懸念,原油価格の高騰など,世界の経済環境は大きく変化している。同氏は,その中で日本経済が復活するには「もう一度,世界に挑戦する気…
日経クロステック Special
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