|
|
日経ものづくり2008年1月号
目次
-
ものづくりを要素に分解するは愚
「ものづくり」とは,よく考えてみると不思議な言葉である。物流を「ものはこび」とは言わない。小売りも「ものうり」とは言わない。それなのに製造だけ,ものづくりなのである。
-
200km/hの新幹線を襲った地震
2004年10月23日の「新潟県中越地震」によって脱線した,東日本旅客鉄道(JR東日本)の上越新幹線「とき325号」。幸い1人の死傷者も出さずに済んだものの,新幹線開業以来初めてとなる,営業中の脱線事故として人々を驚かせた。事故から3年を経た2007年11月,原因調査の結果をまとめた報告書が公開され…
-
浜の真砂は尽きるとも
手作り模型に夢中になっていた少年時代に,一番世話になったのがモータだ。乾電池で回るDCモータの当時の値段は,確か,100円くらいだったと覚えている。基本的には当時も今も構造は変わらないし,値段もそんなには変わっていない。だからというわけではないが,小型DCモータの開発に注力している企業は意外に少ない…
-
寸法管理の甘い金型メーカー
樹脂成形品は,日本メーカーが中国で調達する部品の中で特に需要が多いものの一つです。理由はやはり,金型のコストが安くなる可能性があるから。ものによって差はありますが,安いものでは日本で調達する1/3程度のものもあります。
-
中日本炉工業 斎藤金型製作所
-
英語で伝えるMONOZUKURI 第10回
Mixed Production=混流生産
-
グローバル工場安全 第10回
ロボット設備のリスク低減事例
前回までは,法令や規格に基づいた安全に関する原理・原則を説明してきた。今回からは,実際の設備におけるリスクアセスメントやリスク低減方策の事例を紹介していく。 今回は,当社(IDEC)の「ロボット制御セル生産システム」を事例として取り上げる。この設備は,機械化による大量生産から多品種変量生産に移行する…
-
ベーシック公差設計 第1回
トータルコストを考える
読者の皆さんは公差をどのように設定しているだろうか? 従来の類似部品に設定していた公差をそのまま使っていたり,KKD(勘,経験,度胸)から適当に決めてしまっていたりしないだろうか。
-
見える化の極意 第10回
管理・間接部門の業務の見える化(2)
前回は,管理・間接部門における個人別業務日程管理の見える化,および多能化に向けてのスキルや教育訓練計画の見える化と,そのメリットについて説明した。今回は,管理・間接部門における日常業務管理の見える化とその効果について取り上げる。ここでは,管理・間接部門の中でも,設計・開発部門,購買部門,品質管理部門…
-
メカトロ講座 -茶運び人形開発計画 第10回
組み込みソフトの開発方針
我々はこれまで,茶運び人形に使うマイクロ・コントローラの検討や,茶運び人形の主要部となる走行部や腕部・手部の機構・機能と制御方法についての概念設計を進めてきた。これらの進展に伴い,茶運び人形の制御に使うソフトウエアの開発方針についても検討を始めることにした(表)。
-
コピー商品の被害と対策
調査テーマ:コピー商品の被害と対策
知的財産権を侵害した模倣品,すなわちコピー商品は,今後も日本メーカーの利益を奪っていくだろう─。「日本メーカーが受けるコピー商品の被害は,今後どうなると思うか」という問いに対し,多くの回答者がこうした危機感を抱えていることが分かった(Q1)。
-
すぐできる! 段取り替え短縮法
生産現場のカイゼンプロセスにおいて,設備の段取り替え時間は悩ましい問題だ。40~100分の段取り替え時間を要する場合もあり,これが小ロット生産への道を阻んでいるケースが多く見受けられる。
-
製品安全・メーカーが約束すべきこと
ここ数年,メーカーに対する消費者の信頼を揺るがすような製品事故が相次いで起きている。その原因は,経年劣化,ユーザーの「誤使用」,ユーザーによる改変とさまざま。これらの問題に技術者はどう向き合えばよいのか。数多くの製品安全問題を手掛けてきた弁護士が,法的な観点および社会的評価の観点から解説する。
-
実務フェーズへ動き出す3次元図面
製品開発プロセスにおける3次元モデルの活用範囲が広がる中,設計情報の伝達手段としては依然,2次元図面に頼らざるを得ない部分が少なくない。この状況を解決する手段として注目されているのが,3次元図面である。
-
バリ会議で温暖化対策は強まるか? 開発や生産に決定的な影響の可能性
2007年12月15日,地球温暖化防止バリ会議(COP13,以下バリ会議)が閉幕した。最大の成果は,2013年以降の温室効果ガス削減の枠組み(ポスト京都議定書)を決める行程表「バリ・ロードマップ」を採択したこと。ただ行程の主要内容は,2009年末のCOP15で新しい枠組みを決めるという最終期限を設け…
-
川崎重工業,摩擦かくはん接合を鋼に適用,接合部の非破壊検査技術も開発
川崎重工業は,摩擦かくはん接合を鋼に適用する技術を開発した(図)。同接合技術は,抵抗スポット溶接を代替するもの。これまではアルミニウム合金などの軽金属を対象に適用されていた技術だが,鋼にも使えるようにした。
-
人との共存を模索するロボット開発
人と協調して作業したり,介護や移動を支援したりといった,人との共存を目指したロボットの開発が進んでいる。「2010年代の早い時期に実用化を目指す」(トヨタ自動車取締役社長の渡辺捷昭氏)─。トヨタは,パーソナルロボット事業を「将来の中核事業の一つ」(同氏)と位置付け,開発に力を入れる考え。2008年度…
-
“地の利”が生んだハイテク織物の役割とは
絹の柔らかさと,金属の光沢を併せ持つこの布は,絹糸の経糸と,ステンレス(SUS)製ワイヤの緯糸から成る。村田製作所と,ネクタイなどを製造する絹織物メーカーの財木(本社京都市)が共同で開発した。京都の伝統産業である西陣織の技術によって実現したことから通称「西陣フィルター」という。
-
世界を救う異端のアイデア
2007年12月3日,くしくも同じ日に二つの「世界が直面する課題」に関する国際会議が幕を上げた。一つは,大分県別府市で開催された「第1回アジア・太平洋水サミット」。36の国・地域が参加し,水にまつわる諸問題を議論している。飲料水をはじめとする水の確保や水にかかわる災害の管理,水をめぐる安全保障の在り…
-
意味あるムダは許さなければ
1910年に修理工場として創業した当時,モータをはじめ世の中の機械はたいてい海外のものでした。それを何とか国産化したいと創業者が考えて以来,お客様の要望を第一に考えるマーケット・インの思想は貫いていると思います。ただ,常に先進的でなければならない。マーケットができてからインしても遅いんです。
日経クロステック Special
What's New
総合
- 経営の見える化を目指すマイナビの挑戦
- Webサイト運営の新手法「サイト群管理」
- AI活用を加速するストレージの要件は
- 生成AIとサイバー攻撃/重要な4つの観点
- PayPay銀行、新時代の銀行インフラ
- “新しい働き方”にふさわしいPCとは?
- システム運用を劇的に効率化するには?
- デザイナー、技術者必見のものづくり技術展
- 【生成AI事例】デジタルで現場をDX化
- 「クラウド時代のあるべき運用」を熱く議論
- 業務や役割に応じた「社員に最適なPC」
- 生成AI活用へ「待ったなし」成功の秘訣
- 目指すは相互に行き来できるマルチクラウド
- 「稼ぐ力」を劇的に高めるROIC経営
- デルタ電子とロームが語る次世代電源戦略
- 「サーバ―」部門満足度トップ企業に訊く
- 大企業にもキントーンの導入が進む理由
- 医療セキュリティ対策の鍵はSaaS化?
- 製造業DX「データドリブン経営成功のシナリオとは」
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- ビジネスPC、ITデバイス購買DXを推進
- 大教大とマウスパソコン教室の在り方を研究
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- 欧州トップ企業語る日本のセキュリティー
- 生成AIの活用の鍵は「内製とアジャイル」
- AIと自動化でエンジニアの能力を解き放て
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- ゼロトラスト成功の秘訣を神田れいみと探る
- 神田れいみと学ぶ「ネットワーク活用白書」
- 専門家が斬る日本の意識と対策の現状は?
- オリックス銀行×富士通時田社長 特別鼎談
- マネージドサービスが安価に利用できる理由
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- DXや生成AI活用に挑む大阪府
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- イノベーションの起爆剤
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- ビジネス戦略と連動したデータマネジメント
- 守りながら攻める“製造DX”の方法論とは
- ランサムウエアから診療データはこう守る
- 最新サーバーに学ぶ熱設計の最前線
- PC管理の課題を課題をまるごと解決
- 日本語に強い「和製生成AIモデル」が誕生
- 動画解説>生成AIからDX変革まで
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 最適なネットワークを早く安く簡単に実現!
- 木質建築空間デザインコンテスト受付開始
- セキュリティ×スキルUP≫JSOLの提案
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化