日経ものづくり 詳報

港区エレベータ事故の検証実験
ブレーキの摩耗を許した安全装置

日経ものづくり 私が考えるものづくり  東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」において2006年6月3日に発生したエレベータ事故は,被害者の高校生がかごの床と乗り場の天井に挟まれて死亡するという最悪の事態を招いた。扉が開いたままでかごが上昇するという,本来はあってはならない現象の原因はいまだ特定されていない。ひいては,事故の責任がエレベータの製造元であるシンドラーエレベータ(本社東京)にあったのか,当時の保守会社であったエス・イー・シーエレベーター(本社東京)または施設の管理者である港区住宅公社にあったのかも特定できない状況だ。(以下,「日経ものづくり」2007年12月号に掲載

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