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日経ものづくり2007年12月号
目次
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物を師とする生き方の勧め
ロボコンは子供たちの意識を変えた
ロボットコンテスト(以下ロボコン)が大はやりである。現在,中学校のロボコンは全国で3000校以上が行っている。それらの結果を見てみると,どれもが単なる技術や創造性の教育だけではなく,人間形成,特に心の育成に絶大な効果が上がり,荒廃した教育困難な中学校が多い中で,ひときわ光彩を放っている。例えば,ロボ…
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「ものづくり学校」へ行こう
「ものづくり学校」という学校がある。東京は世田谷,池尻中学校だった所に,だ。「だった」というのは,同中学校が2004年3月に廃校になったから。聞けば,東京が一番多く公立小中学校の統廃合が進み,使われなくなった校舎があちこちにあるそうな。 その廃校の一つ,旧池尻中学校が今,ものすごい熱気にあふれてい…
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中国の工具は日本の1/5以下
調達前にしつこく現物を確認
製品のコストは,部品や材料だけでは決まりません。コスト構成を詳しく調べてみると,意外にも隠れたコストアップ要因となっているものに,工具があります。日本や欧米で造られた工具は決して安いものではなく,しかも工場では通常,大量の工具を必要とするため,一般に工具には大きな費用が掛かっています。
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【日本フッソ工業】
帯電防止のフッ素コーティングが強み 液晶パネル製造装置向けで成長
日本フッソ工業は,フッ素樹脂のコーティング加工の専門企業である。半導体/食品/医薬/化学工業な ど幅広い産業分野に顧客を持つ。創業は1964年で,4年後の1968年に米Du Pont社からフッ素樹脂「テフロン」(ポリテトラフルオロエチレン,PTFE)のコーティングに関するライセンス供与を受けた。
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第9回:Production Planning =生産計画
●今月は,生産計画に関するキーワードと例文です。●いくつかのキーワードと言い回し,関連する単語を押さえるだけで, 多くの事柄を述べることができます。応用するつもりで見ていきま しょう。
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第9回:安全回路の評価と選定
リスクに見合った安全回路を選ぶ
生産設備の安全化を行う際,本質的安全設計方策では十分にリスク低減ができない場合は,インターロック装置/検知保護設備/非常停止装置/イネーブル装置などの安全装置を使いリスク低減を行う。
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最終回:線・面の輪郭度
形状・姿勢・位置をマルチに規制 ASMEは片側公差も指定可能
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第9回:管理・間接部門の日常業務と管理の見える化(1)
行動計画と進捗を見える化 週度・月度で個人の業務を把握
今回から2回にわたり,管理・間接部門(開発・設計,生産技術,生産管理,購買,営業など)における日常の業務と管理を見える化するためのVM(Visual Management,目で見る管理)の進め方について取り上げる。
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第9回:機構・機能の概念設計(4)
超音波で壁との距離を検出 畳縁を使い位置と方向を補正
運び人形の移動制御において,最下層となるのが車輪(駆動輪)の制御である。これら車輪の駆動にはステッピングモータを使い,同モータの駆動周波数や駆動総パルス数をあらかじめ目標とした値で動作させることによって,茶運び人形の回転速度や移動距離を制御する。すなわち,開ループでのプログラム制御を行うのである。
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段取り替え時間の短縮化
日本では,生産現場におけるカイゼンの取り組みが進んでいるといわれる。本当にそうだろうか。それを探る指標の一つとして「段取り替え時間の短縮化」をテーマに取り上げた。カイゼン手法としては,工程全般での物の置き方の工夫や5S(整理,整頓,清掃,清潔,しつけ)などが一般的だが,それらとは異なる切り口で見るこ…
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日本の原発は地震に強いか
新潟県中越沖地震で露呈した課題とは
2007年7月16日,新潟県をマグニチュード6.8の地震が襲った。かの「新潟県中越沖地震」である。同県柏崎市と刈羽村にまたがる東京電力柏崎刈羽原子力発電所では,地震加速度が全7基で想定を上回り,1号機で最大680ガルを記録。3号機の横の変圧器で火災が発生し,6号機では原子炉建屋の天井クレーンが破損す…
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「第40回東京モーターショー」報告
軽量化や脱化石資源に向け新技術や新コンセプトが続々
自動車業界にとって環境適合性を高めていくことは,もはや避けられない課題。燃費や二酸化炭素(CO2)排出量などの環境規制は強化される一方で,各社とも生き残りを懸けて環境技術の開発に力を集中させている。それが顕著に現れたのが「第40回東京モーターショー」だ。軽量化と脱化石資源に向けての新技術や新コンセプ…
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港区エレベータ事故の検証実験
ブレーキの摩耗を許した安全装置
東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」において2006年6月3日に発生したエレベータ事故は,被害者の高校生がかごの床と乗り場の天井に挟まれて死亡するという最悪の事態を招いた。扉が開いたままでかごが上昇するという,本来はあってはならない現象の原因はいまだ特定されていない。
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デジタル圧力計を遠隔校正
産総研と横河電機が実証実験に成功
産業技術総合研究所(産総研)と横河電機は,遠隔地からデジタル圧力計を校正する実験を行い,気体差圧として初めて遠隔校正を成功させた。このシステムが実用化すれば,被校正器をやり取りせずに,従来に比べて短期間で校正を実施できる。
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消費生活用製品安全法は再改正へ
9品目の点検を製造事業者に義務付け
約1年前に改正されたばかりの消費生活用製品安全法(消安法)が,再び改正されることになりそうだ。開催中の第168回国会で改正案が承認されれば,2009年春ごろに施行される見込み。今回の改正目的は,長期間使用された製品で起きる経年劣化事故の未然防止である。 改正案では, 「消費者による保守が難しく,かつ…
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「Pro/ENGINEER」とは異なる「OneSpace Modeling」へのニーズ
2007年10月31日,3次元CAD「Pro/ENGINEER」の開発元である米PTC社は,同じく3次元CAD「OneSpace Modeling」を開発する独CoCreate Software社の買収を発表した。少なからず競合関係にあった一方,両社のCADは“正反対”の個性を持つだけに,両社がCA…
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ラガーマンを黙らせる小粒センサの正体は?
写真に写っている豆のような形をした物体。ラグビーの試合でラガーマンのスパッツに入れて使う物だ。装着位置はヘソの下あたり。写真のサイズでほぼ実寸大と小さいながら,どんなに体格の大きなラガーマンをも「ギャフン」と言わしめる代物なのだが,さて,何だかお分かりだろうか。
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工作機械は雑学の集大成
5年から10年くらい前,工作機械なんか日本ではやっていけないからやめてしまえ,っていうような論調の時期がありましたですね。高名な大学の先生の本でも,例えば工作機械に代表される低レベルの擦り合わせ産業は,韓国台湾にそのうち取って代わられるし中国にも行ってしまうので,早いうちに業種転換するべきだ,なんて…
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日本工場の挑戦
工場の作業負担軽減で品質とスピードの二兎を追うホンダ鈴鹿製作所。精密金型の内製化で車載リレーの競争力を高める帯広松下電工。コマツ大阪工場は,工場の機能を拡大して全世界の部材の調達からマーケティングまで責任を持つ。 グローバル生産の拡大でほぼ全世界に工場を進出させた日本の製造業だが,最も頼りになるの…
日経クロステック Special
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