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HOME日経ものづくり2007年11月号 > 福知山線事故・最終報告に異議

日経ものづくり2007年11月号

福知山線事故・最終報告に異議

  • 田野倉 力
  • 2007/10/29 19:13
  • 1/1ページ
日経ものづくり 特報

佐藤国仁

佐藤R&D代表取締役・日本技術士会「技術士による製造物責任技術相談センター」会員

2005年4月25日,西日本旅客鉄道(JR西日本)の快速電車が制限速度70km/hの右曲線に116km/hで進入して転覆し,線路際に立つマンションに激突した。運転士,乗客合わせて107人が死亡したあの大惨事から2年あまり。航空・鉄道事故調査委員会は2007年6月28日, 「鉄道事故 調査報告書」を公開した。ところがその内容は,事故原因を運転士の取り扱いミスに限定した上,信号設備や車両構造の問題も指摘しなければ情報開示も全く不十分という,今後に大きな問題を残すものであった。

 「鉄鉄道事故調査報告書」(以下,報告書)によれば,事故原因は次の通りである。  「本事故は,本件運転士のブレーキ使用が遅れたため,本件列車が半径304mの右曲線に制限速度70km/hを大幅に超える約116km/hで進入し,1両目が左へ転倒するように脱線し,続いて2両目から5両目が脱線したことによるものと推定される」。「本件運転士のブレーキ使用が遅れたことについては, (中略)注意が運転からそれたことによるものと考えられる」。「本件運転士が虚偽報告を求める車内電話をかけたこと及び注意が運転からそれたことについては, (中略)同社の運転士管理方法が関与した可能性が考えられる」  報告書ではつまり,運転士の誤操作によって大幅に速度超過したことが事故原因で,それを引き起こした理由として事業者の運転士管理方法が不適切であった可能性を示唆している。(以下,「日経ものづくり」2007年11月号に掲載


図●車体と台車と空気ばね
空気ばねは通常,上下,左右共に20~30mm程度変位する。

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