日経ものづくり 速報

ネポン,ERP導入に伴い品番を統一
情報の見える化で在庫を削減

 施設園芸用暖房機器などを製造・ 販売するネポンは,社内の基幹 システムの刷新に伴い,業務改革を実 施。工場と営業部隊とで異なっていた 品番を統一するなどして在庫削減と リードタイムの短縮を実現した。
 同社は,2006年4月に工場1カ所を 含む全19 拠点の生産管理システム および販売管理システムを一元化, キュー・エー・ディー・ジャパン・イ ンク(本社東京,以下QAD ジャパ ン)の製造業向けERP(Enterprise Resource Planning)パッケージ「QAD Enterprise Applications 2007」(以下, QAD2007)の稼働を開始した(図)。
 従来はメインフレームのシステムが, 工場と本社の2拠点でそれぞれスタン ドアロンで稼働していた上,データ入 出力が煩雑,業務の変化に応じたシス テム改良が難しいといった問題を抱え ていた。しかも,システムが独立してい たため,技術部門と営業部門とで品番 体系も違っていた。(以下,「日経ものづくり」2007年10月号に掲載


図●ネポンが構築したERPシステムのポータルサ イト
QADジャパンの「QAD Enterprise Application 2007」を全 19拠点に導入し,それまでスタンドアロンでばらばらだったシ ステムを統合した。データの入力・参照には「Lotus Notes」 を利用している。

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