進む機械設計と電気設計の融合
図研，インターデザインが新製品投入
エレクトロニクス製品の開発では， 機械設計と電気設計，ソフトウ エア開発といった異なる部門間の密な 情報共有が欠かせない。そこで，機械 系CADや電気系CAD，制御ソフトを 連携させ，互いの情報を有効活用して 早期に品質を作り込もうという動きが 盛んになっている。製品がますます複 雑・小型化する中，メカとエレの連携 の重要性も一層高まり，それに呼応し てツールの連携も高度化している。
図研は電気系CADとの情報連 携を特徴とするエレクトロニクス製 品の機械設計向け3次元CAD「V54 EE」を発売した。「CATIA V5」と データ連携連携モジュール「Board Interchanger」を同梱したものだ。 Board Interchangerは，同社の電気設 計CAD「CR5000/Board Designer」と CATIA V5の間でデータをやり取りす るためのツール。
CATIA V5で設計した電子回路基 板（PCB）や電子部品のレイアウトデー タを基にPCBの外形情報や部品の高 さ情報を出力し，Board Interchanger を介して電気設計の制約条件とし てCR5000向けに書き出せる。逆に， CR5000で設計したデータからPCBの 3次元形状やPCBの回路パターンなど を生成し，Board Intetchanger経由で CATIA V5に取り込むことも可能だ。
