日経ものづくり 速報

部品を直感で探せる3次元ツール
立体表示を通して操作

日経ものづくり 速報  仏Dassault Systemes社は,3次元データによるコラボレーションを支援するツール「3DLive」を開発した。デジタル・マニュファクチャリング・ツール群「DELMIA」,PDMツール群「ENOVIA」で管理しているデータおよび,同社の軽量3次元データ形式である「3D XML」を組み合わせて表示できる。

 対象ユーザーとしては,DELMIAやENOVIA,3次元CAD「CATIA V5」を通常業務では使っていないが,これらの情報にアクセスする必要がある管理職や非技術者などを想定する。このため,アセンブリモデルの構成を直感的操作で把握できる機能,関係者の連絡先などを3次元モデルと連動して表示する機能,データの完成度や変更の有無などを表示する機能―などを用意した。

 例えばアセンブリモデルを分解していくと,それらを円板の周辺に並べて表示する。具体的な部品名を知らなくても,サブアセンブリの形状を見ながらマウスによるクリックで分解していけるため,目的の部品にたどり着きやすい。(以下,「日経ものづくり」2007年7月号に掲載