高出力モータを使ったハイブリッド・システムや白色LEDを使ったヘッドランプなど,鳴り物入りで登場したトヨタ自動車の最上級ハイブリッド車「レクサス LS600h」。2007年5月23~25日に開催された「人とくるまのテクノロジー展2007」では,同車につぎ込まれた新たなエレクトロニクス技術に関する展示が数多く見られた。

 これら新技術は機能こそ異なるが,実用化に当たり重要な開発項目として発熱対策が挙がる。LS600hに搭載する部品のみならず,これから自動車への採用例が広がる部品には共通の課題である。工夫を凝らした実装方法や放熱部品の展示に多くの来場者が足を止め,興味深げに見入っていた。