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日経ものづくり2007年6月号
目次
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レクサスLSの開発 第8回
最後のテストコース
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開発の鉄人
虹を織る
「異業種交流会」という場がある。中小企業庁が1981年に創設した「技術交流プラザ事業」に端を発するもので,地域の中小企業の経営者が集まって皆で何かを作ろうとするところだ。その志は大いに結構なのだが,いかんせん結果,すなわちヒット商品が出にくいのが実情である。
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直言 批判を浴びてこそ進歩があるはず、切磋琢磨の場の衰退を憂う
私たちは2年前に,勉強会NPO CAFE「ものづくり松下村塾」を立ち上げた。NPOは非営利組織,CAFEは「Computer Aided Forum by senior Engineer」の略。松下村塾はもちろん,幕末の思想家で卓越した教育者でもあった長州藩の吉田松陰の私塾から採った。
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中国的低価格部品選定指南
簡素なばねに豊富なノウハウ 見えない工程でコストが上昇
中国にはコイルばねメーカーが無数に存在します。コイルばねや板ばね,皿ばねなど,ばねの形状は多種多様ですが,基本的に専用の設備を購入し,データを打ち込むことで比較的簡単に製作できるからです。
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事故は語る Liイオン2次電池の安全性はガイドラインだけには頼れない
2007年4月20日,電子情報技術産業協会(JEITA)と電池工業界(BAJ)は,リチウム(Li)イオン2次電池の利用手引書を公開した。2005~2006年に相次いだノートパソコン(PC)用電池セルの発火事故を受けて,安全性を高めるための設計や運用のガイドラインを示した。ガイドラインはどこまで有効な…
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技術がつなぐ中小企業リレー 古久根/市川製作所
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英語で伝えるMONOZUKURI 第3回:Design= 設計
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なるほどtheメソッド 第3回:簡易計算法
性能値の確保と同時に、バラつきも最適化
開発は製品であれ技術であれエンジニアにとって楽しく,また場合によってはきつい仕事である。順調にいくときは楽しく,うまくいかないときはきつい仕事となる。中沢メソッドはエンジニアのために楽しい開発ができるように支援する手法である。
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グローバル工場安全 第3回:労働安全衛生法改正の要点とその意味
現場のリスクアセスメントは「義務」
日本国内の工場安全を考える上で不可欠なのが,2006年4月に施行された改正労働安全衛生法(改正安衛法)である。今回は,改正安衛法の内容を通じて,事業者がどのような取り組みを求められているのかを探っていく。
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ベーシック幾何公差 第3回:公差域と最大/最小実体公差
製造・検査のコスト削減もたらす、公差の緩和という利点
今回は,「公差域」という幾何公差特有の考え方と,経済性の向上に寄与する「最大実体公差方式(Maximum Material Requirement:MMR)」「最小実体公差方式(Least Material Requirement:LMR)」およびそれに関連する「実効状態」などの用語について解説する…
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見える化の極意 第3回:生産現場の物の見える化(2)
心理面にも配慮し目的理解を徹底、「整頓」「清掃」「清潔」の進め方
前回は「生産現場の物の見える化(1)」として,経営の見える化/VM(Visual Management)の必須条件ともいえる5S(整理,整頓,清掃,清潔,しつけ)の重要性,5Sの全体展開,および「整理」「しつけ」の展開ノウハウについて説明した。今回は「整頓」「清掃」「清潔」に関する展開ノウハウを解説…
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メカトロ講座 第3回:開発仕様と実現方式
「半東」の動作を手掛かりに検討、実現の容易さにも配慮
前回は,茶運び人形の手本となる半東の動きを観察し,必要な動作や作法を取材した。今回は,それを基に茶運び人形の開発仕様を作成し,それを実現する方式について検討する。開発設計手順でいえば,要求仕様の確認と設計論におけるシステム設計の方針決定に相当する作業である(表)。 本論に入る前に,メカトロ機器の全体…
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数字で見る現場
調査テーマ:改正「消費生活用製品安全法」の影響
2007年5月14日,改正「消費生活用製品安全法」(以下,改正消安法)が施行された。最大の特徴は,消費者の死亡や全治30日以上の負傷,CO中毒,火災などといった重大事故が発生した場合,監督官庁への報告を義務付けた点である。この義務は製造事業者と輸入事業者に課せられた。事故情報を迅速に収集し,消費者へ…
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業務の質を高めるIT
ノウハウとアイデアを引き出す
長く個別作業の効率化にとどまっていたITの利用法が,本質的に業務を支援するように進化してきた。ノウハウの共有により熟練度の低いメンバーでも仕事ができるようにすることで,成果について一定の品質を確保しようとする取り組みが増えている。また,ITによる効率化が目立っていた業務改革でも,アイデアを引き出しや…
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金型業界向けに即戦力ツール、「INTERMOLD 2007」で提案相次ぐ
急成長を続ける中国メーカーに押され,過酷な競争の渦中にある日本の金型メーカー。「社員数が20人以下の会社が 9割,10人以下で7割以上を占める」(工業統計)というように,比較的小さな規模の企業が多い。にもかかわらず,大きな資本を集めて最新鋭の機械を稼働させ,豊富な作業員による“人海戦術”で安い金型を…
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ジェットコースター事故はなぜ起きたか
車軸の壊れ方から推定するある可能性
大型連休も終盤に入った2007年5月5日。大阪府吹田市の万博記念公園内にある遊園地「エキスポランド」のジェットコースター「風神雷神?U」で1人が死亡し,19人が重軽傷を負う大惨事が発生した(図)。その直後から,筆者は新聞やテレビをはじめとするメディアから取材を受け,今回の事故に関してコメントを出して…
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3次元図面の情報もPDFに変換、圧縮率も高まった「Acrobat 3D」
アドビシステムズ(本社東京)は,さまざまな形式の3次元CADデータをPDFファイルへ変換できる「Adobe Acrobat 3D」の最新版(Version 8)を2007年6月中旬に発売する。3次元データをPDFファイルに埋め込むデータ形式として「PRC」を追加したのが最大のポイント。これにより,寸…
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10年の耐久性にメド立つも、家庭用燃料電池メーカーは背水の陣
家庭用PEFC(固体高分子型燃料電池)システムの本格普及への課題は四つある。「性能」「耐久性」「信頼性」「価格」だ。このうち,まず性能面での課題クリアにメドが立った。1次エネルギの平均削減率は2004年の前半に10%を超え,経済産業省が実施している「定置用燃料電池大規模実証事業」で設置された175シ…
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最高出力327kWのLSハイブリッド、6L車並みの動力性能を1/2の燃費で
トヨタ自動車は2007年5月17日,「レクサスブランドの頂点」(同社社長の渡辺捷昭氏)となる「LS600h/LS600hL」を発表した。5.0LのV型8気筒エンジンと高出力モータによるハイブリッド・システムにAWD(4輪駆動)機構を組み合わせることで,「6L車に匹敵する動力性能と,3L車並みの燃費」…
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変わった形のボールエンドミル
日経クロステック Special
What's New
総合
- デザイナー、技術者必見のものづくり技術展
- 【生成AI事例】デジタルで現場をDX化
- 「クラウド時代のあるべき運用」を熱く議論
- 業務や役割に応じた「社員に最適なPC」
- 生成AI活用へ「待ったなし」成功の秘訣
- 目指すは相互に行き来できるマルチクラウド
- 「稼ぐ力」を劇的に高めるROIC経営
- 大企業にもキントーンの導入が進む理由
- XDRは「攻めの投資」!運用の三原則とは
- 「サーバ―」部門満足度トップ企業に訊く
- デルタ電子とロームが語る次世代電源戦略
- 製造業DX「データドリブン経営成功のシナリオとは」
- 設備・建材活用の現場から(3)−ボアシス
- 最新の「ポスト認証攻撃」をいかに防ぐか?
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- ビジネスPC、ITデバイス購買DXを推進
- 欧州トップ企業語る日本のセキュリティー
- 大教大とマウスパソコン教室の在り方を研究
- 生成AIの活用の鍵は「内製とアジャイル」
- DXを成功に導くITインフラとは?
- AIと自動化でエンジニアの能力を解き放て
- 最先端のAI技術を支えるNTTPC
- 日本初!東京港を横断する通信網が誕生へ
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
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- ランサムウエアから診療データはこう守る
- 最新サーバーに学ぶ熱設計の最前線
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- 日本語に強い「和製生成AIモデル」が誕生
- 動画解説>生成AIからDX変革まで
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
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