ポーラ変調は,パワー・アンプを飽和動作させながら信号を振幅変調する技術である。パワー・アンプに高い線形性を要求する必要がないため,消費電力の低減が期待できる。連載の最終回となる今回は,ポーラ変調の関連技術や,これからの課題などについて述べる。(田中 正晴=本誌)

上野 伴希
オフィスウワノ技術コンサルティング

 連載の最終回となる今回は,クローズド・ループ型のポーラ変調や,その他の線形補償の技術を比較する。またポーラ変調の要素として,高効率のパワー・アンプ(PA)を説明する。最後にポーラ変調技術の課題についてまとめる。