特集

電機 勝利の方程式

エレクトロニクス大復活のソニーは,どんな魔法を使ったのか? ファンドは旧態依然とした経営者の敵,それでは技術者の味方なのか? 日本の牙城デジカメを,世界の嵐が直撃する!

<処方箋>
今なら間に合う電機新生
放置すれば滅びるのみ

<巻き返すケータイ>
世界展開を視野に
さらなる再編は必至

<迎え撃つデジカメ>
一時の好況に惑わされず
水平分業時代を勝ち残る


特集

分解 世界最薄ケータイ

2006年秋冬モデルから始まり,2007年春モデルでさらに激化する国内携帯電話事業者による端末の薄型化競争。その最先端を走る機種が,NTTドコモの「FOMA N703iμ」と「FOMA P703iμ」だ。いずれも厚さ11.4mmとW-CDMAに対応する折り畳み型端末としては世界最薄を誇る。ただし,「正攻法のN703iμ」と「冒険的なP703iμ」といえるほど同じ厚さに秘められた薄型化の手法には大きな違いがあった。

特集

Web 2.0でよみがえるPDA個人端末からネット端末へ

インターネットの新しいサービスを,パソコンと近い使い勝手で利用する――。こうした狙いを持った通信機能付きの携帯機器が日本でも登場し始めた。従来のPDAに携帯電話網への接続機能を追加しただけのように見える製品もあるが,目的は大きく違う。狙いはいわゆるWeb 2.0と呼ばれる新しいWebサービスの利用だ。ただし,パソコンと全く同じ使い勝手を携帯機器で実現するには困難が伴う。使い勝手のために,あえて用途や機能を絞り込むことが有効な場合もある。

解説

第一歩を踏み出せるか,携帯機器向け燃料電池

「Small Fuel Cells」に見る開発最前線

2007年1月に,航空機の客室に燃料カートリッジを持ち込めるようになった携帯機器向け燃料電池。2007年度内には,安全性や性能試験方法,互換性に関する規格が国際標準化されメタノールとギ酸,液化ガス(ブタン)を燃料とする燃料電池の商品化への障壁がなくなる。2007年3月7~9日に開催された燃料電池のシンポジウム「Small Fuel Cells 2007」では商品化の近さを感じられるダイレクト・メタノール型燃料電池(DMFC)の講演があったほかより高出力化が可能な別方式の燃料電池の実用化に向けた取り組みを垣間見ることができた。

特報

Interview

世界で勝つため国の戦略を築け

元ITU事務総局長 内海善雄氏

論文

マルチコア化がもたらすプロセサ設計の方針転換

実録

失敗の研究:共同ファブはなぜ破綻したのか

組み込みアカデミー 第7回●リアルタイムOS(1)

タスクの制御をOSに任せる

組み込みアカデミートップページへ
『日経エレクトロニクス』2007年1月1日号の同梱別冊「組み込み速修キット」を使って,組み込みシステム開発への理解を深めてもらうための特設サイトです。

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設計から実装,出荷まで

初歩から学ぶワイヤレス機器開発の実践技術

チュートリアル

ウォッチャー

[Samsung編]為替に支えられた過去,水平分業への対応問われる将来

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