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  • 2006年6月,東京都港区のマンションでエレベータによる死亡事故が発生した。
    なぜ,トビラが開いたままで動くようなエレベータが存在したのか。
    機械システムとして設計・製造上の欠陥はなかったか。
    保守や管理に不備はなかったか。
    過去の不具合や事故についての情報共有に不足はなかったか。
    これらの課題は,エレベータ事故だけに当てはまるものではない。
    パロマ工業製の瞬間湯沸器による一酸化炭素中毒事故,
    埼玉県ふじみ野市の市立プールにおける吸水口への吸い込み事故,
    紙用シュレッダで子供が指を切断する事故。
    これらの事故にも共通する,安全確保のカギとなる課題をいま一度検証する。
    (中山 力)

    総論
    相次ぐ事故に共通する課題
    再発防止に三つの視点

    安全装置の裏側
    トビラが閉じずに動くカゴ
    想定外の事態で表れた弱点

    軽視された保守
    自覚のなさが高めるリスク
    業者間の責任分担を明確に

    生かせぬ教訓
    埋もれてしまう不具合情報
    分析と公開が予防のカギ




    3次元CADによる設計が当たり前となった現在―だが,多くの設計現場では,下流工程への情報伝達媒体として2次元図面を出力している。3次元モデルの中に公差や塗装,表面処理といった形状以外の情報をすべて盛り込むルールや仕組みがなく,またそれを閲覧するのも難しいためだ。こうした現状を打破するべく検討されているのが,3次元形状もそれ以外の設計情報もすべて3次元データに内包した「3次元図面」の規格化。国内でも自動車業界を筆頭に,表記や運用方法などのルール作りが進んでいる。また,こうした動きに先行し,先進ユーザーは独自の運用ルールなどの工夫で製造や検査の現場での図面レス化に挑戦している。(吉田 勝)

    Part 1
    標準化で普及を 後押し

    Part 2
    製造・検査現場から 消える図面



    私が考えるものづくり
    萩原 茂喜
    ダイキン工業 取締役兼執行役員
    (空調生産本部長)
    現場の情報が頭にあれば
    幹部会議に資料は要らない


    「超系列」で競争力向上
    進んで「他流試合」に挑め


    どの馬も良く見える?
    ほか


    - TOTO,セルフクリーニングで新技術
     水溶性ポリマが汚れと一緒に流れ去る

    - 日産,量産工程の立ち上げ時間を半減
      ITツールで検討品質を向上

    - 複雑な電波腕時計向けモジュールで
     カシオが消費電力を抑えて世界最小に

    - 前工程も連続処理できるスパッタ装置
     工場の“塗装レス”化に照準
    - 段取りを減らして自動化をさらに追求
     現状の複合加工機を超えるアイデア
    - ダッソ-,PLMの適用のしやすさを
     重視 V5R17の製品群の改善・強化点を明らかに
    - RFIDタグを利用して効率的に保守管理
     作業履歴を機器が自ら保持
    - 多様性増すTRIZ活用 USITの適用や他技法との併用進む


    第10回 代理店の乱立が生む低価格
    裏に品質問題と不安定な調達も


    回収が容易なリターナブル包装箱 【富士ゼロックス】
    ごみの出ない粘着ラベル 【アプティ】


    今月の調査テーマ:競合他社情報の収集・活用

    インターネットが不可欠な存在に

    競合他社の情報を集めるのに最もよく使われている手段は「インターネット」。手軽に使えることが重宝される理由のようだ。集めた情報に対する満足度も決して低くない。しかし,全般的には競合他社の情報を目的通りに活用できている層は約4割にとどまる。十分に情報が集まっても,その情報を活用するのに必要な知識・手法や人・部署を整備していなければ,せっかく集めた情報がムダになる。


    メカとエレの協調で 工場にも恩恵

    3次元データは使えるだけ使う
    機械(メカ)設計と電気(エレ)設計を連携させようという動きに,新たな展開が見られる。従来は開発期間の短縮や開発コストの削減など開発体制を改善することが連携の目的だった。その改善の対象を生産体制にも広げ,量産準備期間の短縮や量産コストの削減なども目指すというのだ。情報機器全般の開発・生産で富士通がこうした取り組みを進めている。同社のサーバ事業における事例から具体的な手法とメリットを探る。



    大学の技術,恐るべし

    熱交換器,モータなど基礎技術に革新のタネ
    2006年9月13~15日,科学技術振興機構,NEDO技術開発機構の両独立行政法人は東京・有楽町の東京国際フォーラムで「イノベーション・ジャパン2006―大学見本市」を開催した。日本全国から314の成果が集結,そこに企業や投資家が詰め掛け,熱心な“商談”が繰り広げられた。




    PQEマトリックスを使ったD-QMS
    第3回

    計画に照らし進捗の実績を定量化
    PQEから対策の必要性を見極め


    第10回
    管理・間接部門への展開

    第29回 雨降って地崩れる,その前に

    地盤の計測というのは,もともとは典型的な公共事業型の商売だ。
    重い機材を背負って山に分け入ったりするので,
    生産性はそう高くはない。
    それを改善することから始まって,
    計測システムのメーカーになってしまった会社がある。
    さらには情報産業に化けるかもしれない。

    新シリーズ
    レクサスLSの開発 第1回

    賢いクルマ,賢いやり方

    1989年に米国市場へ投入されたレクサスLSは,高級セダンとしてその地位を確立し,その後,セルシオとして日本市場をも席巻する。それから11年。世界共通のブランドとなったレクサスの旗艦車種としての重責を担って,4代目LSの開発が始まった。


    第22回 梁理論は万能か

    ●梁とは「断面の寸法に比べて長さが十分に長い」もの
    ●梁が「十分に長い」ほど,梁理論の精度が高まる傾向に
    ●梁理論を適用する場面では,誤差の大きさを認識すべし

    第9回 樹脂流動解析編(下)

    量産時の品質の安定を考慮し
    公差内のわずかな違いを評価

    今回は成形メーカーの視点から樹脂流動解析のポイントについて解説してもらう。製品メーカーや金型メーカーが検討を重ねて製品や金型の仕様を決めているとはいえ,成形メーカーも解析によって早期に仕様を検討し,製品メーカーや金型メーカーと擦り合わせを行っていくことが求められている。(本誌)

    中日クラフト

    金属やプラスチックなど各種金型への硬質クロムめっき加工がメイン。硬質クロムを進化させた「クロマックス」は,強度,耐摩耗性で従来を大幅に超える。優れためっき液の開発やレーザ溶接機を使った金型補修に力を入れ,金型表面処理の総合サービスを目指す。

    ラフォーレエンジニアリング

    太陽光採光システムの専門メーカー。主力の「ひまわり」は,太陽光を自動追尾し,光レンズで集光した自然光を光ファイバ経由で目的の場所に届ける。一般住宅や施設の室内照明,光の届かない作業現場への自然光の導入,植物の光合成の促進といった用途がある。

    新製品

    超音波モータを使った位置決めステージ など

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