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日経ものづくり2006年10月号
目次
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中日クラフト
クロムめっきの中日クラフト 金型の総合サービスを志向
中日クラフトは,板金プレス用金型などへの硬質クロムめっき加工を主な業務とする。クロムめっきには潤滑性・耐摩耗性を上げ,加工時の金型表面の焼き付けや製品の損傷を防止する効果があり,同社は自動車メーカーや部品メーカーなど自動車関連を中心に多くの顧客を持つ。 創業は1971年で,当初はプラスチック射出成…
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設計者のための解析入門
第9回 樹脂流動解析編(下)
今回は成形メーカーの視点から樹脂流動解析のポイントについて解説してもらう。製品メーカーや金型メーカーが検討を重ねて製品や金型の仕様を決めているとはいえ,成形メーカーも解析によって早期に仕様を検討し,製品メーカーや金型メーカーと擦り合わせを行っていくことが求められている。(本誌)
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第22巻 梁理論は万能か
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レクサスLSの開発 第1回
賢いクルマ,賢いやり方
1989年に米国市場へ投入されたレクサスLSは,高級セダンとしてその地位を確立し,その後,セルシオとして日本市場をも席巻する。それから11年。世界共通のブランドとなったレクサスの旗艦車種としての重責を担って,4代目LSの開発が始まった。
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第29回 雨降って地崩れる,その前に
地盤の計測というのは,もともとは典型的な公共事業型の商売だ。重い機材を背負って山に分け入ったりするので,生産性はそう高くはない。それを改善することから始まって,計測システムのメーカーになってしまった会社がある。さらには情報産業に化けるかもしれない。
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トヨタ生産方式の真髄と新展開
管理・間接部門への展開
生産現場への導入がますます進むトヨタ生産方式だが,その考えは管理・間接部門にも十分に展開できる。今回からは非製造部門にトヨタ生産方式を導入し,改革を行っていく考え方について解説していく。特にジャストインタイムの各種手法を実践することは,非常に効果的だ。(本誌)
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PQEマトリックスを使ったD-QMS
計画に照らし進捗の実績を定量化
成果物とその品質,および工数に注目することで,開発設計現場の設計品質マネジメントを強化する「PQEマトリックスを使ったD-QMS」。前回は,そうした3要素に注目し,いかに製品開発の計画を立てればよいかを解説してもらった。今回は,その計画に基づき開発の進捗を把握し,対策の必要性を見極めていく方法を解説…
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大学の技術,恐るべし
熱交換器,モータなど基礎技術に革新のタネ
2006年9月13~15日,科学技術振興機構,NEDO技術開発機構の両独立行政法人は東京・有楽町の東京国際フォーラムで「イノベーション・ジャパン2006―大学見本市」を開催した。日本全国から314の成果が集結,そこに企業や投資家が詰め掛け,熱心な“商談”が繰り広げられた。
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メカとエレの協調で工場にも恩恵
3次元データは使えるだけ使う
機械(メカ)設計と電気(エレ)設計を連携させようという動きに,新たな展開が見られる。従来は開発期間の短縮や開発コストの削減など開発体制を改善することが連携の目的だった。その改善の対象を生産体制にも広げ,量産準備期間の短縮や量産コストの削減なども目指すというのだ。情報機器全般の開発・生産で富士通がこう…
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回収が容易なリターナブル包装箱 【富士ゼロックス】/ごみの出ない粘着ラベル 【アプティ】
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代理店の乱立が生む低価格
裏に品質問題と不安定な調達も
中国で半導体やそれを使った部品を購入する場合,日本よりも低価格になる可能性がある。代理店の数が多く,競争が激しいからだ。半面,半導体メーカーと代理店との結び付きは弱く,調達の安定性やトラブル対応に難点がある。(本誌)
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複雑な電波腕時計向けモジュールでカシオが消費電力を抑えて世界最小に
電力確保と質感維持,太陽電池駆動故の二律背反の課題
カシオ計算機は,太陽電池充電駆動の,クロノグラフ機能付きアナログ電波腕時計向けとしては「世界最小」となる駆動装置(モジュール)「QW-4740」を開発した。この種のアナログ電波腕時計向けモジュールの従来の大きさが直径31×厚さ4.5mmであるのに対し,新しいモジュールは直径28×厚さ4.0mmと一…
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日産,量産工程の立ち上げ時間を半減
ITツールで検討品質を向上
日産自動車は,シリンダヘッドなどの量産設備の新規立ち上げにおいて,3次元CADなどのITツールをうまく活用することで,ベテラン技術者の手間を増やすことなく期間の半減を実現した(図)。同時に,量産設備の製作を開始してから不具合が発覚して,設備を設計変更するという手戻りの数も「少なくとも半減した」(同社…
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TOTO,セルフクリーニングで新技術
水溶性ポリマが汚れと一緒に流れ去る
新しいセルフクリーニング技術が登場した。水溶性ポリマと,ナノクラスタから成る透明なコーティング膜を利用したもので,水を流せば膜の上に付着している汚れを根こそぎ洗い落とせる。一見,光触媒膜が持つセルフクリーニング機能と似ているが,メカニズムは全く違う。超親水性を発現する光触媒では水が膜と汚れの間に入…
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どの馬も良く見える?
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「超系列」で競争力向上
進んで「他流試合」に挑め
「超系列」。筆者が1997年11月,ある雑誌の中で初めて提唱し,大きな反響を呼んだ言葉である。 日本の自動車産業は戦後の復興期から高度経済成長期を通じ,モータリゼーションの波に乗って大きく成長した。その過程では,自動車の付加価値の7割を担うといわれる部品メーカーの育成が自動車メーカーの大きな課題であ…
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私が考えるものづくり
萩原 茂喜 ダイキン工業 取締役兼執行役員
受注後3日で家庭用エアコンを出荷できる体制「ハイサイクル生産」を確立。約3年前からトヨタ自動車の指導を受け,「1秒1mmの改善」を続けている。これを支えているのが,人同士,面と向かっての対話を重視する考え方。空調機の開発でも複雑な擦り合わせが必要であり,対話によるやりとりが必要。幹部も頻繁に,資料な…
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設計・製造を貫く3次元図面
3次元CADによる設計が当たり前となった現在―だが,多くの設計現場では,下流工程への情報伝達媒体として2次元図面を出力している。3次元モデルの中に公差や塗装,表面処理といった形状以外の情報をすべて盛り込むルールや仕組みがなく,またそれを閲覧するのも難しいためだ。こうした現状を打破するべく検討されてい…
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シンドラーの波紋
2006年6月,東京都港区のマンションでエレベータによる死亡事故が発生した。なぜ,トビラが開いたままで動くようなエレベータが存在したのか。機械システムとして設計・製造上の欠陥はなかったか。保守や管理に不備はなかったか。過去の不具合や事故についての情報共有に不足はなかったか。これらの課題は,エレベータ…
日経クロステック Special
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