日経ものづくり 万華鏡

脚が地に着いている間は大変だった
世界初の取り組み

パイロットの足元に積んだ松下電器産業の「オキシライド乾電池」160本が動力源。同社と東京工業大学は,市販乾電池を動力とした有人飛行に世界で初めて成功。2006年7月16日,日の出直後の桶川飛行場(埼玉県桶川市)で見事に391.4mを59秒間,最高高度6.11mで飛行した。実はその前日,記録会1日目には4回滑走したものの,左から約1.3m/sの横風を受け機首が左に振れて離陸できなかった。滑走路左側の草むらに入ったときの衝撃のためか,水平尾翼の迎角を制御するサーボモータのギアが故障。

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「おもちゃみたい」なんて,もう言えない
先端技術を手ごろな価格で

「東京おもちゃショー2006」(2006年7月13~16日)は最新製品をアピールする絶好の場と,どのメーカーも工夫を凝らした多くの自信作を展示していた。その中から大人の技術者も楽しめそうな海外製品を二つ紹介しよう。一つは,中国Horizon Fuel Cell Technologies社が出展した燃料電池で動くクルマのおもちゃ。PEFCを搭載する。太陽電池を使って水を電気分解する水素ステーションも用意した。価格はそれぞれ40米ドルだ。

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