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日経ものづくり2006年4月号
目次
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インクカートリッジ訴訟 キヤノン勝訴の死角
キヤノンとリサイクル・アシストが争うインク・ジェット・プリンタのインクカートリッジ訴訟。キヤノンが製造するインクカートリッジの空き箱を回収してインクを詰めた再充填品を,リサイクル・アシストが輸入して日本で販売。この行為をキヤノンが特許侵害として差し止めた。東京地方裁判所の判決はリサイクル・アシストの…
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山陽プレス工業
絞り成形の山陽プレス工業 ドライ加工で一歩先を行く
山陽プレス工業は,デジタルカメラや携帯電話機,MD/CDプレーヤーなどの外装ボディを中心に精密金型設計とプレス加工を生業とする。中でも得意なのが,難加工の一つとされる絞り成形である。
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設計者のための解析入門 第4回
固有値解析の境界条件
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材料力学マンダラ 第16巻
鉄筋の数はこう決める
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火の手が上がるまで走り続けた列車 異常を知りながらも止められず
四国旅客鉄道(JR四国)の土讃線で,車両火災が発生した。発電用エンジンの過回転による異常な発熱が原因。この異常をうかがわせる“合図”は幾つも出ており,乗務員もすぐに気付く。だが,彼らには走らせ続けるという選択肢しか残されていなかった。
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プロデュース 中小企業上場の軌跡 第2回
土下座
少年時代に機械を造る父親の楽しそうな姿を見て,ものづくりで身を立てることを決意した佐藤英児。幼いころからの志を貫いたその佐藤は高校卒業後,メーカー勤務を経て1992年6月に「プロデュース」を立ち上げる。齢23。何もかもが手探りのスタートだった。仕事がない時期もあったが,以前の勤務先から仕事を請け負い…
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開発の鉄人 第23回
火にかけない圧力釜
高圧機器を作り続けてきた会社が,その技術を生かして食品機械に進出する。それも,今までになかった機械。生の魚を入れると魚醤が出てくる。魚のおいしさを完全に引き出した上,無塩。日本人はもっと健康になる。
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トヨタ生産方式の真髄と新展開 第4回
かんばん,段取り時間短縮,多能工化
かんばん方式はトヨタ生産方式を実現する上で代表的な方策の一つ。後工程引き取りを実際の工場で実施するためには,いろいろなかんばんを運用する必要がある。今回は,かんばん方式とともに,小ロット生産を進める上では欠かせない段取り時間の短縮,1個流し生産のカギを握る多能工化について解説する。
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商品企画七つ道具 第一回
「何を作るべきか」の方法論
ヒット商品が出ない―。こう嘆く企業や技術者は少なくない。そうした企業や技術者にしばしば見られるのが「作れちゃう病」。何となくやっているうちに商品ができてしまう。しかし,それではヒットは期待しにくい。今号から4回にわたり,ヒット商品を生み出すための方法論「商品企画七つ道具」について解説してもらう。
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ロボットが働くセル生産
千手観音のごとく多数の手で組み立てを効率化
中国をはじめとする諸外国にも負けずに,日本で未来永劫ものづくりを続けていきたい。そんな願いを込めてIDECが開発したのが「アセンブルショップ」。これまでは人間が中心だったセル生産にロボットを投入。柔軟性の高さはこれまでのセル生産と同等を維持。さらにロボットハンドに,千手観音さながら複数の役割を持たせ…
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4サイクルエンジンの連続可変バルブリフト機構 【投稿者:石川善司】
カムフォロアの軌跡を変える
エンジンバルブの開閉タイミングやリフト量を変化させる連続可変バルブリフト機構を考案した。過渡特性が良い,リフト量だけでなくバルブが開閉するタイミングや時間も調整できる―といった特徴を持つ。
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中国的低価格部品選定指南 第4回
樹脂部品の成形単価は安くない 節減の余地は金型コストにあり
中国から小ロットの樹脂部品を低コストに調達する場合,材料のコストを抑えるようにすると,品質に問題が生じるリスクがある。中国では大きな機械が多く設備使用料も高い。それでも,低コストで安定して調達する方法はある。
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PDFの3次元モデル対応で軽量3次元データの主導権争いが激化
JTはオープン化,XVLは大規模モデル対応でアピール
米Adobe Systems社が2006年1月末に発表した「Adobe Acrobat 3D」は,3次元モデルを社内,社外の設計製造関係者にくまなく流通させる方法について検討しているユーザーの強い関心を呼んだ。さまざまな軽量3次元データ形式やビューワが乱立する中,ドキュメントの保存形式としてデ・ファ…
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MM型モータとセラミックスボール支持で1/4に小型化した手ぶれ補正機構
キヤノン,「IXY DIGITAL 800 IS」に採用
キヤノンは,体積が従来比1/4という小型の手ぶれ補正機構を開発した。2006年3月7日に発表,4月中旬に発売するデジタルカメラ「IXY DIGITAL 800 IS」に採用する(図)。
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日亜化学が「404特許」を放棄した理由 費用対効果で不要な特許は処分
背景に中村氏と米競合メーカーの契約
日亜化学工業は2005年3月8日,「青色LED訴訟」で最大の争点となった「404特許」の権利を放棄したと発表した。この特許は発明者である中村修二氏が,かつて所属した日亜化学工業に対し,その帰属と相当対価の支払いを求めて争ったもの1,2)。青色LEDを構成する窒化ガリウム(GaN)の結晶成長装置に関す…
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本当の気持ちは目を見なくても分かる
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価値創造型ものづくり力を
バブル崩壊後の長い道のりを経て,我が国の製造業がようやく本来の底力を発揮し始めたことは大変喜ばしい。内閣府の統計によると,2004年の514兆円に上る国内生産額のうち製造業の割合は20.2%と,前年より0.1%上昇した。全産業中で製造業の占める比率は2年連続で上昇したことになる。
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私が考えるものづくり
実際に削って見せないと 顧客は納得しない
国内工作機械メーカーの受注高が前年実績を上回り続けて,もう41カ月になる。 しかし何回も好不況の波をくぐり抜けてきた経験から,慎重な姿勢を崩さない。 顧客のワークを実際に削って見せないと,機械を購入してもらえない時代。 しかも典型的な多品種少量生産の業態。 工作機械メーカーみずから,長期的にものづく…
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大量採用時代の人づくり
失敗は繰り返さない
* 海外でも国内と同一料金で* 送本先の変更* 未着・乱丁・落丁* Q&A* Tech-On!書店* Tech-On!セミナー 自動車や電機など業績好調な企業が軒並み新人の採用枠を拡大し,就職前線は久方ぶりの活況を呈している。団塊世代の大量退職も目の前に迫り,若手の採用や育成は喫緊の課題だ。だからと…
日経クロステック Special
What's New
総合
- デザイナー、技術者必見のものづくり技術展
- 【生成AI事例】デジタルで現場をDX化
- 「クラウド時代のあるべき運用」を熱く議論
- 業務や役割に応じた「社員に最適なPC」
- 生成AI活用へ「待ったなし」成功の秘訣
- 目指すは相互に行き来できるマルチクラウド
- 「稼ぐ力」を劇的に高めるROIC経営
- デルタ電子とロームが語る次世代電源戦略
- 「サーバ―」部門満足度トップ企業に訊く
- 大企業にもキントーンの導入が進む理由
- XDRは「攻めの投資」!運用の三原則とは
- 製造業DX「データドリブン経営成功のシナリオとは」
- 欧州トップ企業語る日本のセキュリティー
- NTTドコモ支援の実践型教育プログラム
- 最新の「ポスト認証攻撃」をいかに防ぐか?
- 設備・建材活用の現場から(3)−ボアシス
- ビジネスPC、ITデバイス購買DXを推進
- 大教大とマウスパソコン教室の在り方を研究
- ジェイテクトエレクトロニクスのDX事例
- DXを成功に導くITインフラとは?
- 生成AIの活用の鍵は「内製とアジャイル」
- AIと自動化でエンジニアの能力を解き放て
- 日本初!東京港を横断する通信網が誕生へ
- 最先端のAI技術を支えるNTTPC
- NTTデータに優秀なデジタル人財が集まる理由
- ゼロトラスト成功の秘訣を神田れいみと探る
- 神田れいみと学ぶ「ネットワーク活用白書」
- 専門家が斬る日本の意識と対策の現状は?
- 3つのペルソナで、働き方に合わせたPC選び
- オリックス銀行×富士通時田社長 特別鼎談
- ERPプロジェクト≫IT人財の必須条件は
- マネージドサービスが安価に利用できる理由
- 脱レガシー案件≫SIerに必要な人財像は
- DXや生成AI活用に挑む大阪府
- イノベーションの起爆剤
- 3段階で考える、DXで企業力を高める方法
- 大規模プロジェクトでPMが注意すべき点は
- ビジネス戦略と連動したデータマネジメント
- 守りながら攻める“製造DX”の方法論とは
- ランサムウエアから診療データはこう守る
- 最新サーバーに学ぶ熱設計の最前線
- PC管理の課題を課題をまるごと解決
- 日本語に強い「和製生成AIモデル」が誕生
- 動画解説>生成AIからDX変革まで
- 大阪・名古屋エリアのDXが注目される理由
- 最適なネットワークを早く安く簡単に実現!
- 木質建築空間デザインコンテスト受付開始
- セキュリティ×スキルUP≫JSOLの提案
- 力点は「未来予測」へ:データ利活用の勘所
- 生成AI活用でSAP BTPの価値が進化