以前、日経デジタルヘルスでインタビュー記事を掲載し、大きな反響を呼んだseven dreamers laboratories(セブンドリーマーズラボラトリーズ)。同社は航空宇宙分野の技術開発で培った技術力を生かし、いびきや無呼吸を防ぐシリコンチューブ型デバイス「ナステント クラシック」を開発。2014年7月から販売を開始し、徐々に認知度を高めつつある。

 そして、2015年6月。同社はこのデバイスを武器に、15億2000万円にも及ぶ資金を調達したことを明らかにした(関連記事)。資金調達は、東京大学エッジキャピタル/UTEC、KISCO、全日空商事、四条、新生銀行など数社を引き受け手とした第三者割当増資により実施。設立わずか1年の企業としては、極めて大規模な資金調達となった。

 いかに今回の大規模調達にこぎ着けたのか――。グリーベンチャーズが2015年7月28日に開催した「Digital Health Meetup Vol.3」では、セブンドリーマーズラボラトリーズ 代表取締役社長の阪根信一氏をゲストに招いたセッションが実施された。出資側である東京大学エッジキャピタル プリンシパルの坂本教晃氏が同席し、トーマツベンチャーサポート 事業開発部 公認会計士の緒方憲太郎氏によるインタビュー形式の進行でセッションは進められた(本イベントの関連記事1関連記事2関連記事3)。

左からトーマツベンチャーサポートの緒方氏、セブンドリーマーズラボラトリーズの阪根氏、東京大学エッジキャピタルの坂本氏
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