宮城県栗原市にある細倉鉱山の近くの丘陵地に、出力8.786MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「入釜太陽光発電所」(図1)がある。2015年1月に営業運転を始めた。

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図1●出力8.786MWのメガソーラー「入釜太陽光発電所」
(出所:上は日経BP、下はエルエムサンパワー)

 発電事業者は、三菱UFJリースと三菱マテリアルが折半出資で設立したSPC(特定目的会社)である、エルエムサンパワー(東京都千代田区)となる。エルエムサンパワーにとって、4カ所目のメガソーラーの稼働となった。

 エルエムサンパワーは、再生可能エネルギー発電電力の固定価格買取制度(FIT)に基づいて、三菱マテリアルグループが日本国内に所有する土地を活用し、太陽光発電による売電に取り組む目的で設立された。

 主に、三菱UFJリースが資金や事務・契約手続きを、三菱マテリアルグループが土地の確保や技術などを担っている。

 三菱UFJリースは、メガソーラー向けのプロジェクトファイナンスを積極的に手掛けていることで知られる。発電事業者となるのは、エルエムサンパワーを通じた案件が初めてで、この後、さまざまなSPCへの出資を通じて、発電事業に参画している。