出力2.419MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「サン・ファーム千年の森 昭和村太陽光発電所」は、群馬県昭和村にある(図1)。日本コムシスグループが開発して施工し、運営も担っている。

図1●出力約2.4MWのメガソーラー「サン・ファーム千年の森 昭和村太陽光発電所」
右側に上信越の山々が見える(出所:日経BP)
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 昭和村は、赤城山の山麓に近く、こんにゃくや高原野菜の栽培が盛んなことで知られる。メガソーラーは、標高約660mの位置にあり、谷川連峰をはじめ、上信越の山並みを一望できる。周囲一帯には、畑や山林が広がり、北海道にでもいるような印象を受ける(図2)。

図2●赤城山の山麓に近く、こんにゃくや高原野菜の栽培が盛んな地域にある
標高は約660mと高い(出所:日経BP)
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 農作が盛んな場所であり、日射量も豊富にある。しかも、標高が高いので、真夏でも比較的気温が低く、高温時に発電効率が低下する特性を持つ結晶シリコン系太陽光パネルの出力が低下しにくい。