埼玉県のほぼ中央部に位置する滑川町は、全町域の60%がなだらかな丘陵地からなり、北東部には「国営武蔵丘陵森林公園」が広がっている。一般に「森林公園」と呼ばれて親しまれ、豊かな自然を散策する人で賑わう。同名の東武東上線の駅が最寄りとなっている。

 今年3月5日、その「森林公園」駅から徒歩5分ほどの線路沿いに「東武森林公園太陽光発電所」が完成し、竣工式が開催された(図1)。東武鉄道グループの東武エネルギーマネジメント(東京都墨田区)が、東武鉄道から土地を賃借して設置・運営した、出力約2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)だ(図2)。

図1●3月5日に竣工式が開かれた(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
図2●東武鉄道グループで最大となる約2MWのメガソーラー(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、東芝プラントシステムが担当し、東芝製の単結晶シリコン型太陽光パネルと、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)を採用した。