東日本で最大の出力規模となる、約40MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「水戸ニュータウン・メガソーラーパーク」は、茨城県水戸市と城里町にまたがって建設された(図1)。
住宅団地として開発された水戸ニュータウン内の未利用地のうち、約50万m2の土地に、15万6840枚の太陽光パネルを並べた(図2)。年間発電量は、一般家庭約1万2000世帯の消費電力に相当する量を見込んでいる。
発電事業者は、再生可能エネルギー発電事業者のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)の出資するSPC(特定目的会社)、水戸ニュータウン・メガソーラーパーク(茨城県水戸市)になる。
JREは、米ゴールドマン・サックス・グループと、森トラスト・ホールディングスの森章社長が設立したMAプラットフォーム(東京都港区)による合弁会社の傘下の企業である。今回の水戸ニュータウン・メガソーラーパークで、10カ所目の太陽光発電所の稼働となった。風力発電所も1カ所、運営している。
メガソーラーの総投資額は約120億円で、資本金とプロジェクトファイナンスによる融資で賄った。
プロジェクトファイナンスの主幹事は、新生銀行が担った。土地は、三菱UFJ信託銀行が所有し、SPCが借りている。