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特集

パネル単位で発電量を監視、出力低下を早期発見(page 2)

<第3回>米タイゴエナジーの監視システムを導入

2015/02/26 00:00
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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わずか半年で5枚のパネルを交換

 同発電所では、2013年9月の発電開始以来、わずか半年の間に、5枚の太陽光パネルを交換した。そのうち2枚は、毎月の目視検査でカバーガラスにひびがあるのが見つかったもの。残りの3枚は、出力が半分以下に低下した不良パネルだ。いずれもパネルメーカーに連絡し、無償で交換してもらったという。パネルのひびは10年間の製品保証、出力低下は25年間の出力保証の要件に該当した(図2)。

図2●中国インリー・グリーンエナジー製(270W)を採用した(出所:日経BP)
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 九州・アジア・パートナーズのメガソーラー管理責任者は、「パネルの出力低下に早期に気づき、すぐに交換してもらえたのは、パネルごとに発電量を監視していたから」と話す。同発電所では、米国のタイゴエナジー(Tigo Energy)が開発・販売している「オプティマイザーシステム」を国内のメガソーラーとして初めて導入した。

 発電所を一見しても、一般的なメガソーラーに見えるが、縦方向に2列に並べたアレイの裏側をのぞきこむと、太陽光パネル2枚に1台ずつ、「マキシマイザー」と呼ぶ四角い箱が取り付けられている(図3)。マキシマイザーには6本の配線が伸びている。このうち4本は、パネル2枚の端子ボックス(各パネル+・-の2配線)に接続し、残りの2本は、隣に設置したマキシマイザーと直列回路のストリングを形成し、接続箱を介してPCSに送電する(図4)。マキシマイザー内の制御回路は、パネルごとの発電量(電流と電圧値)をモニタリングするとともに、ストリングを流れる発電量を最大化するように最適に管理する機能もある。

図3●太陽光パネル2枚に1台、取り付ける「マキシマイザー」(出所:日経BP)
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図4●「オプティマイザーシステム」の構成イメージ(出所:タイゴエナジー)
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