2015年2月7日に日本大学病院(東京・御茶ノ水)で開催された「医療×ITカンファレンス」。第一部の米Acucela社 ファウンダー、会長兼CEOの窪田良氏による講演(関連記事)に続き、第二部ではディー・エヌ・エー(DeNA) 取締役会長の春田真氏とAcucela社の窪田氏が、会場の質問に答えながらトークに臨んだ。

 そして第三部は、5つのデジタルヘルススタートアップが登壇し、約10分程度のライトニングトークを行なった。春田氏と窪田氏が審査員となり、それぞれのプレゼンテーションを批評した。以降では、第二部と第三部の様子を順にレポートしていく。

窪田氏(左)と春田氏(右)。2人はこの日が初対面
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 まず第二部のセッションは、窪田氏が医療分野代表、春田氏がIT分野代表での登壇という位置付けだ。伸び盛りのバイオ製薬ベンチャーであるAcucela社に対し、DeNAは2014年に遺伝子解析サービスに参入(関連記事)、さらに2015年3月に住友商事との合弁会社「DeSCヘルスケア(ディーエスシーヘルスケア)」を設立すると発表したばかり(関連記事)

 会場からは早速、DeNAの春田氏に対し、「ヘルスケア関連の人材と接するときに感じるハードルはあるか?」との質問が飛んだ。