JR小田原駅からクルマで国道255線を北上すると、30分ほどで神奈川県大井町に入る。同町のランドマークになっている高層ビル「ブルックス大井事業所」を横目で見つつ東名高速道路をくぐり、丘陵の林間を抜けた山間にかつてコマツ(小松製作所)の建設機械の試験場があった(図1)。
日本アジアグループ傘下のJAG国際エナジー(東京都千代田区)は2013年10月、この試験場跡地を取得し、出力約13MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「足柄大井ソーラーウェイ」を建設すると発表した(図2)。まとまった土地を確保しくい神奈川県下にあって、最大規模のメガソーラーとなる。2014年3月には着工し、すでに太陽光パネルの設置は完了した。2015年3月の竣工に向け、建設工事は大詰めを迎えている。