連載趣旨

 ヘルスケア・医療の未来を創る“ビッグデータ”が、各所で生まれ始めています。スマートフォンやウエアラブル端末が蓄積する大量の情報は、生活改善支援サービスなどの新市場を生み出し始めました。一般向けを含む遺伝子解析サービスが本格化し、遺伝情報もビッグデータに取り込まれつつあります。レセプトや特定健診のデータを生かす「ナショナルデータベース」「データヘルス」など、医療情報を活用する動きもいよいよ本格始動します。

 日経デジタルヘルスでは、医療ビッグデータの活用に向けた機運が高まる中で、その「本質」はどこまで見えてきたのか、残された「課題」とは何かを探るセミナー「医療ビッグデータ・サミット2015」を2015年3月23日に開催します。そこで、本セミナーの開催に先立って、医療ビッグデータの「本質」と「課題」に迫る事例やインタビューなどをお伝えしていきます。