3人のメガソーラー管理担当を置く

 実は、ジャパン福岡・ペプシコーラ販売は、九州・アジア・パートナーズの株主でもあり、以前から福岡営業所に隣接した遊休地の有効活用について相談を受けていた。ウェルホールディングスでは、固定価格買取制度(FIT)が始まった2012年7月以前から、ドイツやスペインでの再生可能エネルギー発電事業について情報を集めており、国内でもFITが導入された場合、不動産活用の1つとして太陽光発電事業に乗り出す準備を進めてきた。

 その後、国内でもFITがスタートした。「ウェル飯塚発電所」は、これを受け不動産活用の手法の1つとして遊休不動産を持つ顧客に提案し、最初に実現したメガソーラーだ。

 EPC(設計・調達・施工)サービスには、国内のメガソーラー建設で先駆的な実績を持つ協和エクシオに委託し、パネルやPCSも実績のある国産メーカー品を採用した(関連記事)。基礎・架台一体型のコンクリート2次製品は、施工性の高さで定評がある。その後、ウェルホールディングスは熊本県津奈木町に出力1.78MWの「ウェル津奈木町発電所」を2013年9月に運転開始したのを始め、複数の案件を進めている(図5)。

図5●熊本県津奈木町に出力1.78MWの「ウェル津奈木町発電所」(出所:九州・アジア・パートナーズ)
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