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HOMEエレクトロニクス電子デバイスPC技術興亡史 > サードパーティーが推進した、IBM PCグラフィックスのカラー化

PC技術興亡史

サードパーティーが推進した、IBM PCグラフィックスのカラー化

グラフィックス編 第2回

  • 大原 雄介=フリーランス テクニカルライター
  • 2015/03/11 00:00
  • 1/3ページ
 本記事は、日経WinPC2011年6月号に掲載した連載「PC技術興亡史」を再掲したものです。社名や肩書などは掲載時のものです。

 IBM PC向けには、前回紹介した「MDA(Monochrome Display Adapter)」と同時期に、カラー表示可能なグラフィックスボード「CGA(Color Graphics Adapter)」が登場した。CGAの構成はMDAに似ているが、フレームバッファーが16KBと、MDAの4倍に増えているのが大きな違いだ。ちなみに、後に「PCjr」(IBM PCをベースに家庭向けに低価格化したPC)が搭載したオンボードのCGAは「Extended CGA」と呼ばれ、フレームバッファーをさらに増やして32KBにしている。

 さて、CGAはテキストモードの場合、表示は80文字×25行(640×200ピクセル)もしくは40文字×25行(320×200ピクセル)で、多少の色が使えるものの、基本的な構造はMDAと同じ。MDAの720×350ピクセルに比べ少ないが、フォントサイズを変更し、表示文字数を増やした。

 グラフィックスモードでは文字通りグラフィックスのみの表示となる。こちらは図1のように、16KBのメモリーを4KBずつ4枚のプレーンに分割し、それぞれを160×200ピクセルのビットマップとして展開する。ここにCPUからメモリーアドレスを指定して書き込んで画面を描画する。CGAでは、この4枚のプレーンを同時にアクセスしながら(図1内の破線で囲った部分)、そのピクセル値をDA変換器に引き渡し、画像信号として出力する。なお、図1では1ラインずつラインバッファーに取り出して、DA変換するように描いたが、これは説明を分かりやすくするためで、実際にはラインバッファーは存在しない。

図1 CGAはカラー表示のために、160×200ピクセルの4KBのグラフィックスプレーンを4枚備える。各プレーンは直接メモリー空間上に存在しており、プログラムから通常のメモリーと区別無くアクセスできる。モードを切り替えることによって複数のプレーンを組み合わせ、色数を減らす代わりに表示画素数を増やすことも可能だ。
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