ジェネリック医薬品(後発医薬品)メーカーの東和薬品は、岡山県勝央町にある同社の物流倉庫「西日本物流センター」の屋根上と地上で、太陽光発電設備を稼働している(図1)。

図1●東和薬品の「西日本物流センター」の屋根上と地上の太陽光発電設備
(出所:東和薬品)
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 ユニークなのは、「余剰電力買取制度」と「固定価格買取制度(FIT)」という、異なる制度によって売電する太陽光発電システムが、同じ敷地内、同じ屋根の上に同居している点にある。

 旧制度の「余剰電力買取制度」は、2009年11月に始まった制度で、太陽光発電(対象は500kW未満)が、自家消費分を上回る量を発電した際、余剰分を1kWh当たり40円(非住宅用)の価格で、10年間固定で電力会社に売ることができる制度。新制度の固定価格買取制度が2012年7月に開始した後も、従来の条件での買い取りが継続することになった。