JA(農業協同組合)グループの旅行会社である農協観光(東京都千代田区)は、福島県西白河郡泉崎村に出力1.238MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Nツアーソーラープラントいずみざき」を建設した(図1)。

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図1●出力1.238MWのメガソーラー「Nツアーソーラープラントいずみざき」
福島県西白河郡泉崎村の拠点内に立地(出所:日経BP)

 同社のデータセンターだった建物のある敷地内に立地し、2013年9月から東北電力に売電している。

 農協観光は、1967年に設立された社団法人である全国農協観光協会の旅行事業部門を前身とする企業で、1989年に設立して同事業を継承した。JA組合員やJAグループの旅行をはじめ、国際会議への参加、農業視察や研修などのサポート、農業体験や里山散策といった日本の「食」と「農」と「交流」を絡めた「グリーンツーリズム」に取り組んでいる。

 JAグループでは、再生可能エネルギーへの取り組みを活動方針に加えている。持続可能な地域農業の振興と地域循環型社会の確立を目指し、再生可能エネルギーの利用促進など、地域資源の最大限の活用を地域から広げていく。