(1)メガソーラー事業用のSPCを設立する

 メガソーラー事業のために、銀行からの借入によって設備投資した場合、設備投資額や借入金相当額がバランスシートに新たに計上されることで、自己資本比率(自己資本÷総資産)や総資産利益率(利益÷総資産)などの財務指標が悪くなります。

 そのため、今回の質問のように、公共事業を受注しづらくなるなど、本業にマイナス作用が働くことがあります。

 こうした影響を避けるために、メガソーラー事業を特定目的会社(SPC)で運営することがあります(図1)。

図1●SPCでメガソーラー事業を運営し、事業会社のバランスシートの膨らみを避ける
(出所:著者)
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