健康未来都市推進協議会は2014年9月27日、「健康未来都市かしわ宣言」発表会を千葉県柏市で開催した。柏市を中心とする地域住民の生活習慣病予防や要介護リスク低減、予防医療への意識向上を目指す社会参加型の健康増進プロジェクトを始動するに当たって、開催したもの。同協議会の関係者が登壇し、プロジェクトの狙いや実施計画を説明。併せて、プロジェクトの中核拠点となる「まちの健康研究所『あ・し・た』」の開所式を行った。

9月27日に柏の葉スマートシティ・ゲートスクエア「ららぽーと柏の葉 北館」にオープンした「まちの健康研究所『あ・し・た』」
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 健康未来都市推進協議会は、今回のプロジェクトの推進母体として2014年7月に発足した組織。柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)、東京大学、千葉大学、柏市、ヘルスケアイノベーションプロジェクト(HIP)、三井不動産の6者から成る。このうちHIPは超高齢社会を支える仕組み作りに向けて、東京大学を中心に民間企業9社が参画して2011年7月に始動したプロジェクトを母体に、2013年10月に発足した社団法人である。現在は30数社が参画している。