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生命科学の急速な進歩に追い付いていないIT、課題解決に挑むIntel社

「遺伝子解析の研究と医療・創薬への応用」セミナーから

2014/07/08 00:00
小谷 卓也=日経デジタルヘルス

 「遺伝子解析などの生命科学の急速なイノベーションに、ITが追い付いていけていない状況だ」――。

 米Intel社でヘルスケア・ライフサイエンス部門グローバル部長を務めるKetan Paranjape氏は、2014年6月19日に神戸国際会議場で開催された「『遺伝子解析の研究と医療・創薬への応用』セミナー ~IT・HPCによる新たな医療・創薬の国際動向と展望~」(主催:在日米国商工会議所(ACCJ)関西支部)において、このように問題提起した。

 その上でKetan氏は、課題を解決していくためには「IT企業や大学、ライフサイエンス企業、コンピューティング企業、そして市民などがコラボレーションしていくことが必要だ」(同氏)と指摘。実際、Intel社は課題の解決に向けて、さまざまなパートナーとエコシステムを形成していると説明し、幾つかの具体事例を紹介した。

ストレージを上回る一番の悩みになるのが…

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米Intel社のKetan Paranjape氏

 Ketan氏は「生命科学と個別化医療 ~健康と生命科学の分野におけるIT・ビッグデータ~」と題して講演。同氏はまず、遺伝子解析などの生命科学分野での現状の主な課題を以下のように示した。

・生命科学の急速なイノベーションにより、ソフトウエアやツールなどの環境も同様の速度で変化が求められている。ITはこれに追い付いていけていない

・生命科学はITよりも速く変化しているため、俊敏性と柔軟性に重きが置かれている。このため、ストレージ容量確保など将来への保証を得るために、パフォーマンスを犠牲にしてしまうかもしれない

・生命科学の個々の科学者は、ぺタスケールのデータをほんの一瞬のうちに生成しうる。データに埋もれる状況になる

・生成された情報の蓄積、精選、管理、共有、取り込み、移動といった情報のライフサイクルすべてにおいて課題を抱えている

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