7ステップのウエルネス管理プログラム

 BRMSがどのように適用されていったかに触れる前に、まずはOnlife社のウエルネス管理プログラムの概要について触れておきましょう。

 Onlife社のウエルネス管理プログラムは、大きく7つのステップから構成されています。

初期アセスメント
 初期アセスメントは、会員がWebポータルに登録するとすぐに開始されます。これは、簡単な質問に会員が回答することで、各個人に対する基本情報としての健康リスクプロファイルを生成するステップです。

顧客をさらに知る
 初期アセスメントに加えて、個々の会員に関係する具体的なトピック(飲酒や喫煙、行動履歴、旅行、感情など)に関する情報を収集し、会員をセグメント化します。この時点において、セグメント化された各々の会員に対して専任コーチがアサインされ、会員は完全なウエルネスレポートを受け取ります。

専任コーチによる指導
 専任コーチは、栄養、行動、ニコチン、ストレスという4つのカテゴリーから、会員に対するアセスメントと指導を行います。これらは、対面による会話とポータルを通じたオンラインでの会話の2種類の方法で提供されます。

学習と改善
 会員は、個人のライフスタイルに応じた健康的な行動に関するレポートを受け取ることができます。それは、各行動に関する達成可能なスコアと現在のスコアが比較できるようになっています。

プロバイダー向けレポート
 これは、アセスメント結果を1ページに要約したレポートです。このレポートは、かかりつけ医をはじめとするヘルスケアプロバイダーに持参したり、電子メールで送信したりする目的をもっています。

進捗状況のトラッキング
 会員は、プログラム期間中における特定のマイルストーンの進捗レポートを受け取ることができます。これは、その時点における栄養、体重、ストレス、タバコ、行動などのトピックをカバーしているもので、いくつかの質問に回答することによってレポートが生成されます。

企業向けの包括的レポート
 クライアント企業は、自社の従業員に関する3種類のレポートを受け取ることができます。それは、健康アセスメント分布レポート、レポーティングダッシュボード、投資効果レポートです。