2006年、本誌では2009年にもミリ波通信が民生機器で普及を始めると書いた。本誌の予測から5年たった2014年、紆余曲折を経てミリ波が離陸のための滑走路に着いた。さまざまな規格が乱立していた60GHz帯によるミリ波通信の規格が「IEEE802.11ad」へと収束。WiGigとして民生機器に搭載される機運が高まっているからだ。しかし、WiGigがさまざまな機器に搭載され普及するかは未知数の部分も多い。ミリ波通信は民生機器という大空に飛び立つことができるのか。

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