メガソーラー事業は、数億円以上の資金を要し、年間数千万~億円単位の収入をもたらすビックビジネスになる。いかに事業資金を調達し、いかに収支の流れを管理するかは、パネルや電気設備の運用・管理と並んで、非常に重要になる。メガソーラー事業の会計ノウハウは、民間資金を活用したインフラや不動産関連事業などで蓄積された会計手法を応用している。こうした分野に詳しい淀屋橋総合会計・安田祐一郎代表がQA形式で解説する。

安田 祐一郎(やすだ・ゆういちろう)
淀屋橋総合会計 代表者 公認会計士 税理士 不動産鑑定士
1991年 大阪府立大学経済学部卒業、同年日本政策金融公庫入庫、1993年 新日本有限責任監査法人に入所し、監査業務に従事、1997年 公認会計士登録、1999年 りそな銀行に入行し、証券化業務に従事、2000年 有限責任監査法人トーマツに入所し、財務調査、企業再生業務に従事、2004年 淀屋橋総合会計を設立し、SPC会計、メガソーラー会計、一般企業会計・税務業務に従事、同年税理士登録、2009年 不動産鑑定士登録、不動産鑑定業務を開始、2011年 株式会社シノケングループ(証券コード8909)取締役に就任。