福島県の空の玄関、福島空港のある須賀川市は、ウルトラマンの生みの親、円谷英二の出身地。空港内にもウルトラマンの立像や大型パネルなどを常設展示している。今春、同空港にウルトラマンと同様、太陽エネルギーで活躍する“救世主”が登場した。福島復興のシンボルともいえるメガソーラー(大規模太陽光発電所)だ。

 郡山方面からクルマで同空港に向かい、県道を走っていると空港に着く直前、右手に様々な太陽光パネルを敷き詰めた太陽光発電設備が目に入る。今年4月14日に竣工式が開催され、稼働し始めた出力1.2MWの「福島空港メガソーラー」だ(図1)。福島県が主体となり、県内の官民から資金を集めて建設した。

図1●4月14日に開催した竣工式(出所:日経BP)
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