再生アスファルト材で舗装を低コスト化

 アスファルト舗装は、自社の材料を使い、近江道路土木(滋賀県甲賀市)が施工した。材料の多くは、古い道路を再舗装する際に回収した「再生アスファルト」を使った。メガソーラーの舗装は、道路のように自動車の走行時のタイヤによる摩耗がなく、再生アスファルトで十分、目的を満たすからである。

 再生アスファルト材は、回収したアスファルト材を細かく砕いた後、加熱した状態で舗装する必要がある。このため、再生アスファルト材工場のある「石部アスコン工場」内にある石部ソーラーでは(図3)、加熱してすぐに舗装できるために、再生アスファルト材だけを使った。一方、柏原ソーラーでは、運搬時に熱が冷めてしまうために、新品のアスファルト材に50%の比率で混ぜて舗装した。

図3●石部アスコン工場製の再生アスファルト材で舗装した
(出所:日経BP)
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