メガソーラー 発電事業を成功に導く
 

1000V仕様に全面アスファルト舗装、滋賀の挑戦的なメガソーラー

稼働1年目に台風による浸水と予想外の積雪に遭遇

加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
2014/05/27 00:00
印刷用ページ
 

 滋賀県の土木を中心とする地方ゼネコン(総合建設会社)の昭建(滋賀県大津市)は、滋賀県湖南市に「昭建石部ソーラー発電所」(以下、石部ソーラー)、滋賀県米原市に「昭建柏原ソーラー発電所」(以下、柏原ソーラー)という、二つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設した。

 出力規模は、それぞれ約1.811MWと約1.995MWになる。「二つのメガソーラーを合わせた年間の予想発電量は、当社が1年間に消費している電力の約3分の2に相当する」と、昭建の山川 守社長は言う。

 昭建のメガソーラーには、大きく二つの特徴がある。敷地全体をアスファルトで舗装したこと(図1)、太陽光発電システムの電圧を1000Vで構成したこと。いずれも建設コスト、運用コストの両方を低減するために採用した。

[画像のクリックで拡大表示]
図1●全面をアスファルト舗装した。写真は昭建柏原ソーラー発電所
(出所:昭建)
[画像のクリックで拡大表示]

 2MWクラスのメガソーラーで、こうした仕様を採用するのは珍しい。昭建の千廣友次常務・ソーラー事業部長は、「当社はアスファルト事業でも、他社の2倍の規模の工場や、先進的な製造プロセスを導入するなど、元々、挑戦的な試みに積極的な気風がある」という。

 投資額は、「石部ソーラー」と「柏原ソーラー」ともに、一般的なメガソーラーの1MW当たりの建設費4億円前後に比べて、低めに抑えた。

 中堅企業によるメガソーラー事業では、億円単位になる事業資金の調達が壁になることが多いが、同社の場合、自己資金で賄ったという。出力当たりの初期投資を抑えたこともあり、約8年間で回収できる見込み。

日経エレクトロニクスセミナー
蓄エネ革命2015
電池からフライホイール、水素・圧縮空気貯蔵まで

蓄エネ技術を開発するメーカーは、今こそ勝負どきと考え、開発スピードを一気に高め始めました。本セミナーでは、Liイオン2次電池やNAS電池などの蓄電池に加えて、フライホイールや水素・圧縮空気貯蔵といった新たな蓄エネ技術の最新情報を紹介します。詳細は、こちら
日時:2015年9月30日(水)10:00~17:00(開場9:30予定) 
会場:JA共済ビル カンファレンスホール (東京・永田町)
主催:エレクトロニクス
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS
  • 記事ランキング

    メルマガ会員募集中:メガソーラービジネス