連載主旨
 ビッグデータ技術が今、医療・ヘルスケアの在り方を大きく変えようとしています。ビッグデータを基に、個人の遺伝情報や体質に合わせたテーラーメード医療や予防医療を実現したり、大量の症例を基に疾患の高精度な自動診断を行ったりすることが現実味を帯びてきました。また、バイタルセンサーを使って蓄積されるデータは、生活改善助言サービスなど、ヘルスケア分野で新たな市場機会を生み出そうとしています。

 日経デジタルヘルスでは、こうした医療ビッグデータに関わるビジネス機会を探るセミナー「医療ビッグデータ・サミット2014」を2014年7月11日に開催します。そこで、本セミナーの開催に先立って、医療ビッグデータの萌芽ともいうべきさまざまな事例やインタビューなどをお伝えしていきます。