図10 タッチ・パネルのフラット・ケーブル
Coolpad 7260+と同様に、ここにタッチ・パネル制御ICが搭載されていた(部品の機能とメーカーは本誌およびフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズの推定)。
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 タッチ・パネル制御ICは、Coolpad7260+と同様にフラット・ケーブル上に実装されていた(図10)。メイン基板の表側には、液晶パネルが両面テープで貼り付けられており、部品はほとんど実装されていない(図11)。

図11 メイン基板の表側
液晶パネルが両面テープで貼り付けられているため、部品はほとんど実装されていない。
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 メイン基板の最大の特徴は、搭載しているIC/LSIの数が極端に少ないこと(図12)。フラット・ケーブル上のタッチ・パネル制御ICを含めても6個しかない。そのうちの3個がMediaTek社の製品である。水晶素子は台湾TXC社、パワー・アンプは米Skyworks Solutions社の製品で固められており、日本メーカーの部品は見当たらなかった。このリファレンス設計に日本メーカーが割り込むのは、かなり難しい印象を受ける。

図12 メイン基板の裏側
搭載しているIC/LSIの数は、タッチ・パネル制御ICを含めても6個と少なく、そのうちの3個がMediaTek社の製品である。日本メーカーの部品は見当たらなかった(部品の機能とメーカーは本誌およびフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズの推定)。
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 バイブレータとスピーカーのケーブルは、メイン基板に直接はんだ付けされていた。このあたりも山寨機を彷彿とさせる構造である。