お薦めトピック

目覚しい進化を遂げる補聴器、スマホとの連携でより使いやすく

iPhoneが補聴器と家庭内機器をつなぐリモコンに、オーティコンが専用アプリを提供開始

2014/04/18 00:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 医療機器の中でも、どちらかというと目立たない存在だった補聴器。だが実は、周辺技術を巧みに取り入れつつ、飛躍的な進化を遂げている。より高性能で使いやすく、スタイリッシュな医療機器へと生まれ変わろうとしているのだ。

 こうした進化を象徴する製品を、補聴器メーカー大手のデンマークOticon社の日本法人であるオーティコンが2014年4月17日に発売した。スマートフォンとの連携機能が大きな特徴だ。

家庭内機器とBluetoothで接続

 発売したのは、ワイヤレス補聴器向けリモコン端末の新製品「Oticon Streamer Pro 1.2 APP」である。同端末は補聴器の利用者が首にかけて使うもの。ワイヤレス補聴器のリモコン操作に加えて、テレビや固定電話などの家庭内機器をBluetoothで補聴器と接続する「中継器」としても機能する。併せて、これらの機能をiPhoneのインターフェースを用いて直感的に操作できるようにしたiPhoneアプリの提供を開始した。いずれも、同社のワイヤレス補聴器のすべての機種で利用可能だ。Oticon Streamer Pro 1.2 APPの寸法は40mm×85mm×13mm、重さは44gと軽い。価格は税別で4万2000円である。

 Oticon社はワイヤレス補聴器に加えて、補聴器を各種機器に無線接続するためのアダプターを提供中である。そしてこのアダプターと中継器から成る無線接続環境を「ConnectLine」と称している。例えば固定電話との接続では、中継器と補聴器がワイヤレス方式のヘッドセットとして機能する。固定電話の受話器をとらずに、ハンズフリーで会話を交わすことが可能だ。補聴器を受話器に近づけるとハウリングして会話が困難になってしまうが、ConnectLineの活用によってこれを避けることができる。

 iPhoneアプリを用意したことで、今後はiPhoneをConnectLineのリモコンとして使えるようになる。タッチパネルなど直感的に操作しやすいインターフェースを使って、音量調節などの操作ができるようになるわけだ。

Oticon社の「Oticon Streamer Pro 1.2 APP」(左)、iPhoneアプリ画面(中央)、ワイヤレス補聴器(右)

【日経デジタルヘルス・セミナー】

次世代がん診断サミット2015
~「超早期」への破壊的イノベーション、始まる~


1滴の血液や尿、呼気などといった容易に取得できる生体試料からがんの兆候を捉えるといった破壊的イノベーションの最新動向や、それらのイノベーションがもたらす医療のパラダイムシフトなどについて一望できるプログラムを用意しました。詳細はこちら

日時:2015年9月2日(水)10:00~17:00
会場:富士ソフト アキバプラザ(東京・秋葉原)

お知らせ

日経デジタルヘルス Special

記事ランキング