低価格の3Dプリンターが登場したといっても、経費やポケットマネーで気軽に買える値段とはいえない。まずは3Dプリンターが動いているところを見てみたい、試しに使ってみたいという人が利用できる場所やサービスを紹介しよう。

 ヤマダ電機の「LABI1 日本総本店 池袋」では3Dプリンターの展示スペースを設けている(図1左)。ここで動作する様子や、出力サンプルを見ることができる。3Dプリンター販売代理店のイグアスは、東京・渋谷で3Dプリンターのショールームを運営している(図1右)。米3Dシステムズの3Dプリンターのほか、大型の3Dスキャナーも揃えており、主に企業ユーザーが訪れている。

●3Dプリンターの実物を「見てみたい」
図1 ヤマダ電機など一部の量販店では3Dプリンターを展示している。販売代理店のイグアスは米3Dシステムの製品などを展示するショールームを設けている
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 3Dプリンターを試用するなら、都市部などに登場しつつある、“ものづくりスポット”を利用する手がある。東京・渋谷の「FabCafe渋谷」では「Cube」の貸し出しサービスを提供している(図2上)。使い方を学びたいという人には、3Dプリンターの教室も開催している。

 オープン化された市民工房として全国に広がる「ファブラボ」では、複数の施設で3Dプリンターを設置している。ファブラボ渋谷では、木曜夜に3Dプリンターの講習会を開いている(図2下)。このほかプリントサービスを手掛けるオフィス24は東京・新宿に3Dプリント工房「Office24 Studio」を開設した。

●3Dプリンターを「学びたい」「試したい」
図2 ものづくりカフェ「FabCafe渋谷」では3Dプリンターを貸し出すサービスのほか、初心者向けの3Dプリンター教室を開催している。「ファブラボ渋谷」でも講習会を定期的に実施している
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