ラピロ(RAPIRO)はかわいくて、組み立てやすい、低価格なロボットキットです。全身に12個のサーボモーター(12関節)があり、それを制御する基板が付属しています。

 ラピロは2足歩行したり、手で道具を持ったりできます(写真1)。従来、安くても15万円以上が相場だったプラスチック外装のロボットキットを3万円台という低価格で実現。両目は、RGB値で制御できるフルカラーLEDで光ります。

図1●Raspberry Piロボット「ラピロ(RAPIRO)」
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 ラピロの名前の由来は、RAspberry PI RObot(RAPIRO)。その名の通り、今話題のRaspberry Pi(約35ドル)を頭部に組み込めるよう設計しました。Raspberry Piのカメラモジュール(約25ドル)もおでこに取り付けられる設計になっています(写真2)。

図2●オデコの裏側にカメラを組み込める
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 ラピロは、インターネットで一般から支援金を募るクラウドファンディングを2013年6月にスタートし、2日足らずで目標の約300万円(2万ポンド)を突破しました。229ポンドで年末の発売時に1台を受け取れるといった内容で、最終的には7万5099ポンドと4倍近い支援を得ました。8月21日には、日本のクラウドファンディングサービス「Makuake」での支援も開始し、3万8000円でラピロを予約できます。