ロボット さまざまな分野に広がるロボットの最新動向
 

<第17回>「簡易施工用のパネルと架台、掃除ロボットを投入へ」、シャープの小西EPC事業企画部長に聞く

メガソーラービジネス・インタビュー

金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
2014/03/31 00:00
印刷用ページ
シャープの小西貴雄・EPC事業企画部長
(撮影:直江 竜也)

シャープは、太陽光パネルの老舗で、国内トップメーカーとして知られるが、メガソーラーのEPC(設計・調達・建設)、O&M(運用・保守)サービス企業としても、国内外で有数の実績を持っている。本州最大となる鳥取県米子市の出力約42MWのメガソーラーも同社がEPCを担当した。パネルメーカーがEPCを手掛ける強み、メガソーラー設計と保守のポイント、今後の戦略などに関して、同社の小西貴雄・EPC事業企画部長に聞いた。

――シャープは、2014年2月に鳥取県米子市で運転を始めたメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」のEPCサービスを担当した。同メガソーラーは、本州で最大となる約42MWの大規模な発電設備となった。巨大さゆえに工夫したことはあったのか。

小西 「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」は、敷地面積53ha、東京ドーム11個分という広さになる(図1)。かつて工業用地、住宅地として造成したが遊休地になっていた。2013年1月に着工し、ほぼ1年で完工した。敷き詰めたパネルの枚数は、17万8000枚に達した。土木と電設で最大時で300人もの作業員が従事した。これだけ大人数の建設プロジェクトなので、月例会や毎日の連絡会など、情報伝達を密にしたほか、KY(危険予知)活動など安全面に力を入れた。安全大会を開催し、安全面に特に取り組んだ業者さんや職人さんを表彰した。

図1●2014年2月に鳥取県米子市で運転を始めた、約42MWのメガソーラー「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」
(出所:シャープ)
[画像のクリックで拡大表示]

 もともと工業用地なのである程度、整地してあったが、砕石を入れて固めるなど地盤を改良してから、コンクリートの基礎を現場で打った(図2)。パネルの設置角は10度にした。敷地内は、電気配線を埋設し、パワーコンディショナー(PCS)に繋げた。PCSは定格出力1MW機を28台設置した。系統連系に関しては、サイトから特別高圧変電所まで鉄道線路をまたいで6kmも離れていた。そこで、自営の送電線を引いてつなげた。公道の多くは道路を掘り起して地中に埋設した。

図2●現場でコンクリートの置き基礎を打った
(出所:シャープ)
[画像のクリックで拡大表示]
日経エレクトロニクスセミナー
蓄エネ革命2015
電池からフライホイール、水素・圧縮空気貯蔵まで

蓄エネ技術を開発するメーカーは、今こそ勝負どきと考え、開発スピードを一気に高め始めました。本セミナーでは、Liイオン2次電池やNAS電池などの蓄電池に加えて、フライホイールや水素・圧縮空気貯蔵といった新たな蓄エネ技術の最新情報を紹介します。詳細は、こちら
日時:2015年9月30日(水)10:00~17:00(開場9:30予定) 
会場:JA共済ビル カンファレンスホール (東京・永田町)
主催:エレクトロニクス
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング