茨城県潮来市は、霞ヶ浦と北浦に挟まれた水郷の街。江戸時代には水運の要所として栄えた。いまは東関東自動車道の終着地でもあり、クルマの便の良さから、「道の駅いたこ」は、多くのドライバーで賑わう。2014年2月1日、この道の駅に隣接した18haもの土地に、出力14.7MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「水郷潮来ソーラー発電所」が完成し、竣工式が開催された。稼働中のメガソーラーとしては現在、関東で最大規模になる(図1)。

図1●水郷潮来ソーラー発電所の航空写真
(出所:潮来市)
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 道の駅の敷地内には、メガソーラーを一望できる展望台がある。館内の随所に「水郷潮来ソーラー大展望台」との案内を掲示し、潮来の新名所としてアピールしている。約6万枚もの太陽光パネルが整然と並ぶ光景は、東京ドーム3.8個分にもなり、展望台から見ても、最も先のパネルは、互いに重なってしまい、青い海のように見える(図2)。

図2●展望台から見たメガソーラーの眺め
(出所:日経BP)
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