PCSをコンクリート製の堅牢な小屋に密閉
設備面で目を引いたのは、PCSをコンクリート製の堅牢な小屋に密閉して収納していることである(図7)。金属製の筐体にPCSを収めているメガソーラーを多く見かけるが、日本毛織では、コンクリート製の小屋に収めている。
当初、「このような要塞のような小屋がいるのかと議論になったが、熱や埃の影響を考えて、慎重を期してコンクリート製の小屋を用意した。結果的にこれで良かったと考えている」(日本毛織 人とみらい開発事業本部 開発事業部 不動産部 木村雅一部長)という。
第1期の11.035MW分では、発電した電力を入力するPCSごとに、五つのブロックにわけて太陽光パネルを設置した。
また、地域住民をはじめとする見学者の受け入れに積極的に取り組むため、東側と南側の外周沿いに幅6mの通路と展望台を設置した。通路はバスが走行できる幅とした。
名称 | ニッケまちなか発電所 明石土山 |
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所在地 | 兵庫県加古郡稲美町六分一 1181-3 |
敷地面積 | 22万1685.06万m2 |
発電事業者 | 日本毛織 |
発電容量 | 16.817MW(第1期:11.035MW、第2期:5.782MW) |
発電開始日 | 第1期:2013年10月、第2期:2014年2月(予定) |
設計・建設 | 竹中工務店 |
太陽光パネル | 非公開 |
パワーコンディショナー | 非公開 |
O&M(運用・保守) | ニッケ機械製作所 |
羊の運用 | ニッケ不動産 |
公開当初、メガソーラーと病院の位置関係の表記が誤っていました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2014/01/26 13:08]