2012年7月の固定価格買取制度(FIT)の施行から2年目に入り、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の稼働が相次いでいる。屋根置きが主体だった時代には、ほぼ国産パネルが占めていた日本市場にも、低価格を武器に海外製パネルがシェアを伸ばしている。今後、売電価格が低下するなかで、さらに海外製パネルの採用圧力は高まる。一方で、海外製パネルには、20年間の発電事業に求められる長期信頼性や耐久性に関して不安も聞かれ、国内メーカーの強みである「品質」への期待も高まっている。パネルメーカーの品質管理への取り組みを中心にレポートする。