医療・健康・介護の技術革新「デジタルヘルス」に関連する学会や展示会、セミナーなどにおける発表・講演情報をお届けします。
デジタルヘルス・レポート
目次
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化粧品や住宅メーカーもヘルスケア展示、CES続報
2019年1月8日~11日に米ラスベガスで開催された、米国最大のコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2019」では、化粧品や住宅メーカーなどからもヘルスケア関連の展示があった。
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経産省のヘルスケアビジコン、7社が熱戦を繰り広げる
医師発ベンチャーの存在感増す
経済産業省は2019年1月30日に「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2019」を開催した。ファイナリストに選ばれたのはアンタ―、ニューロスペース、ウェルモ、リモハブ、T-ICU、NeU、カケハシの7社である。それぞれの発表内容を見ていこう。
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ロボット支援手術、保険適用拡大から1年で何が変わった?
「順調に症例数増加」「施設基準が厳しい」などの声
2018年度の診療報酬改定では、ロボット支援手術(いわゆるda Vinci手術)の保険適用対象が一挙に拡大した。この改定を受けて、臨床現場ではどのような変化が起きたのか。症例数が増え、従来の手術に対するda Vinci手術の優位性が見えてきた一方で、実施施設の基準が厳しいといった声もあった。
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ブーツや下着にセンサー、CESのヘルスケア展示に注目
2019年1月8日~11日に米ラスベガスで開催された、米国最大のコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2019」では、ヘルスケア関連の展示が相次いだ。
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日経デジタルヘルスが選ぶ、2019年を占う10大キーワード
年末の恒例企画として、今年も日経デジタルヘルス編集部では新たな1年を占う10大キーワードを選出しました。2019年を展望する10のキーワードを、五十音順で紹介していきます。
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日経デジタルヘルス、2018年アクセスランキング
日経デジタルヘルスの2018年の年間アクセスランキング(1位~30位)を作成しました。ランキング上位には、どのような記事がランクインしたのでしょうか。見逃した記事はありませんか?
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痛みの治療にVRが役立つ
切断や神経損傷に加えて脳由来の痛みにも有効か
手足を切断したり神経を損傷したりすると、存在しない手や足である幻肢が痛む場合がある。それが幻肢痛である。そんな痛みに対して、VRを使った新しい治療法の開発が行われている。
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「ヘルステック」は生活そのものになる
フィリップス・ジャパンの堤社長
2018年12月6日に開催した「2019年度戦略発表会」の記者会見における質疑応答を基に、フィリップス・ジャパン代表取締役社長の堤浩幸氏が考える今後の戦略を一問一答形式でまとめた。
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Tele-ICU実現に向け、複数患者管理システム構築
横浜市立大学附属病院の髙木氏が発表
横浜市立大学附属病院 集中治療部 部長の髙木俊介氏らは、遠隔集中治療のための複数患者管理システムの構築を進めている。いわゆる「Tele-ICU」を実現するシステムで、複数施設のICU室の多数患者に対して、治療介入が必要な対象者を遠隔でトリアージする仕組みとして開発した。その概要を「第22回 日本遠隔…
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脳卒中初期診療、非専門医をアプリで支援
川崎市立多摩病院の櫻井氏
脳卒中の非専門医でもt-PA静注療法をはじめとする内科的な脳梗塞急性期診療を支援できるようにしたい――。こうした動機で脳梗塞診療補助アプリ開発を進めているのが、聖マリアンナ医科大学 川崎市立多摩病院 神経内科の櫻井謙三氏らである。
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ヘルスケア・データサイエンティスト育成が急務
京都大学の黒田知宏氏がシンポジウムで訴え
京都大学医学部附属病院医療情報企画部長 教授の黒田知宏氏は、2018年11月29日に大阪市で開催された「関西健康・医療創生会議シンポジウム」(主催:関西健康・医療創生会議、関西健康・医療学術連絡会 、共催:京都大学大学院医学研究科)で、ヘルスケア・データサイエンティスト育成の重要性について講演した。
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鉄祐会の武藤氏、SAS治療プログラムを発表
オンライン診療システムを活用
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、「リスクを発見」し、「適切な治療につなげる」ことが重要とされる。医療法人社団鉄祐会の武藤真祐氏は、そのSASのスクリーニングと医療相談、および治療サポートにオンライン診療システム「YaDoc」を活用したプログラムを開始すると発表した。
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オンライン診療、「現実的な解釈と点数設定を」
東京都医師会理事の目々澤氏、都医として意見表明
東京都医師会 理事の目々澤肇氏は、「第22回 日本遠隔医療学会学術大会」(2018年11月9~10日、九州大学医学部百年講堂)の特別企画「オンライン診療の保険収載で何が変わるか:行政と医師会の立場から」に登壇。「東京都医師会員のオンライン診療に対する評価」と題し、医師会員を対象に実施したアンケート調…
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“あかんと思ったシーズ”で医工連携、なぜ「うまくいった」のか
村田製作所の自動カフ圧コントローラーの事例に見る
「医療現場で医療機器に詳しく、さまざまなニーズを網羅できるのは臨床工学技士」。そう語るのは、神戸大学医学部附属病院 医療技術部 臨床工学部門 臨床工学技士長の加藤博史氏である。同氏は臨床工学技士として臨床現場で30年近く従事した経験を持ち、ここ数年は医工連携を支援している。
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「オンライン診療を必ず進めていく」、厚生労働省
医政局の奥野氏が日本遠隔医療学会学術大会で強調
「オンライン診療は、必ず進めていかなければならない」。厚生労働省医政局の奥野哲朗氏は、「第22回 日本遠隔医療学会学術大会」(2018年11月9~10日、九州大学医学部百年講堂)での特別企画の基調講演で、オンライン診療に対する医政局の姿勢をこう強調した。
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オンライン診療報酬、要件の細目を「議論した内容が読み取りにくい」
日本遠隔医療学会学術大会で京都府立医科大学の加藤浩晃氏が指摘
京都府立医科大学 特任教授の加藤浩晃氏は、「第22回 日本遠隔医療学会学術大会」(2018年11月9~10日、九州大学医学部百年講堂)の遠隔診療モデル研究分科会セッションで、現状の課題と、その要因になっている算定要件の細目が決定された経緯を明らかにした。
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日本の医療機器開発に提言、東京慈恵医大の大木氏
「起業家やファンド、売却先を充実させてベンチャーを育てよ」
医療機器開発の経験が豊富な東京慈恵会医科大学の大木隆生氏(外科学講座 統括責任者・教授)は、「第2回NEXT医療機器開発シンポジウム」(主催:国立がん研究センター東病院、協賛:日本医療研究開発機構)で「日本の医療機器開発への提言」と題して講演した。
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遠隔医療を推進する人材養成プログラム、千葉大学病院
第1期履修生、21人に修了証を授与
千葉大学医学部附属病院は、「遠隔医療マネジメントプログラム」の第1期プログラムの修了式を2018年9月24日に都内で行った。第1期プログラムには医師や看護師、エンジニアなど29人が受講し、修了条件を満たした21人の履修生が修了証を手にした。
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医学を基礎とするまちづくり、「急速な進展」と自負
奈良医大発の第1号ベンチャー設立も明らかに
MBTコンソーシアムは2018年9月19日、奈良県橿原市で「設立3周年記念大会」を開催した。同大会は第3回会員会議も兼ね、約2年半の間にコンソーシアムに参画した各業界で約100会員を中心に多くの参加者が集まった。
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インスリンポンプ療法と自動運転、似ている進化
大阪市立大学大学院 医学研究科の川村氏が講演
持続血糖測定器(CGM)と連携したインスリンポンプ療法(CSII)の進化は、クルマの自動運転実現への道筋と似ている――。大阪市立大学大学院 医学研究科 発達小児医学教室の川村智行氏は、そう語る。同氏は、「第18回 日本糖尿病情報学会年次学術集会」(2018年8月24~25日、秋田市)のシンポジウムで…