ここ2~3年、新製品開発の現場で活用されている手法に興味を持って取材をしてきました。その手法とは、ユーザーの日常の行動を観察することで、ユーザー自身も気付いていない潜在ニーズを見つけ出そうとする「行動観察」や、顧客の声を製品の機能に転換し、そこで見えてきた技術的課題を過去の特許事例をヒントに新製品アイデアに落とし込んでいく「日本式TRIZ」(「品質機能展開」「TRIZ」「品質工学」を組み合わせて実施する手法)などです。たった2~3年しか動向を見ていませんが、そんな中でも2013年は明らかに「潮目が変わった」と感じています。直接的なきっかけは、先日、開発に携わる方々の生の声を聞いたことでした。
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