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設計・生産 ものづくり現場の競争力アップに貢献する
 

新製品開発の現場、この1年――技術者が企画も開発もする時代へ

池松 由香=日経ものづくり
2013/12/26 08:00
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 ここ2~3年、新製品開発の現場で活用されている手法に興味を持って取材をしてきました。その手法とは、ユーザーの日常の行動を観察することで、ユーザー自身も気付いていない潜在ニーズを見つけ出そうとする「行動観察」や、顧客の声を製品の機能に転換し、そこで見えてきた技術的課題を過去の特許事例をヒントに新製品アイデアに落とし込んでいく「日本式TRIZ」(「品質機能展開」「TRIZ」「品質工学」を組み合わせて実施する手法)などです(Tech-On!関連記事)。たった2~3年しか動向を見ていませんが、そんな中でも2013年は明らかに「潮目が変わった」と感じています。直接的なきっかけは、先日、開発に携わる方々の生の声を聞いたことでした。

 2013年12月20日に日経ものづくり主催で開いた行動観察のセミナーでのこと。講師の先生が冒頭で、受講者1人ひとりに「セミナーで学びたいことは何か」を聞いていきました(関連記事123)。そこで聞かれた声とは…。

「○○(大手自動車メーカー)で車体を設計しています。ユーザーニーズは調査会社に依頼して探っていますが、自分が本当に知りたい情報が上がってこず、納得の行く仮説を立てられずに困っています。今日は自分自身でユーザーニーズを探るノウハウを得ようと思って来ました」

「△△(大手電機メーカー)で空調機を開発しています。欧州やアジア諸国向けの製品を開発していますが、日本の物をそのまま現地に持っていっても全く売れません。現地のニーズを探るヒントになればと思ってセミナーに参加しました」

「□□(大手医療機器メーカー)の新製品の開発を担当しています。ニーズを探ろうと病院にヒヤリングに行くのですが、質問はいつも自分の思いつきレベルで決めています。きちんとした手法を学びたくて参加しました」

セミナーの様子
セミナーの様子
セミナータイトルは「イノベーションを生むエスノグラフィック・インタビュー~技術者の観察眼を養う実践講座」。参加者たちはグループに分かれて、ユーザーへのインタビューを想定して演習に取り組みました。

最後のまとめ
最後のまとめ
インタビュー実施後は、グループごとにインタビューを通して得た「気付き」を模造紙にまとめました。

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