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新たなヘルスケア・スタイルを実現、スマホ連携が容易な端末が相次ぎ登場

2013/10/17 00:00
推薦者:小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
ソフトバンクモバイルのFitbit Flex
[画像のクリックで拡大表示]
Jawbone社のUP
[画像のクリックで拡大表示]
エムティーアイのカラダフィット

 「スマホでヘルスケア」――。2013年夏、国民的人気アイドル・グループを起用したテレビCMで、このフレーズが連呼されていたのを覚えている方も多いだろう。

 まるでブレスレッドやイヤリングといったアクセサリーのように、腕や耳に小型の専用端末を常時装着しておくだけで、日々の活動量や睡眠状態などを記録できる。このような端末が2013年、続々と登場して話題を集めた。ソフトバンクモバイルの「Fitbit Flex」、米Jawbone社の「UP」、エムティーアイの「カラダフィット」などが、その好例だ。

 これらの端末の特徴は、単にアクセサリーのような外観だけではない。スマートフォンと簡単に連携できることである。利用者がほとんど意識することなく、身に着けた端末で測定したデータがスマートフォンに送られ、スマートフォンで測定結果を見ることができる。冒頭のフレーズは、まさにこのような新たなヘルスケアのスタイルを表現したものだ。

新たな商品企画が可能に

こうした端末が続々と登場し始めた背景には、無線通信技術の進化がある。

 例えば、Fitbit Flexやカラダフィットは、スマートフォンとのデータのやり取りに、「Bluetooth Low Energy」(BLE)と呼ぶ無線通信を利用する。これは、ワイヤレス・ヘッドフォンなどに使われていることで知られる「Bluetooth」の低消費電力版の無線通信規格。常時身に着けるヘルスケア用の端末では、このBLEのような低消費電力の無線通信を利用して電池の持ちを長くすることが不可欠である。

 米Apple社のiPhoneシリーズでは、「4S」からBLEに対応するようになった。同時に、BLEの無線通信用モジュールの小型化・低消費電力化も急ピッチで進んできた。これによって、これまでは存在しなかったヘルスケア用端末の企画が可能になってきたのだ。

製造方法だけで100以上の特許

一方、常時身に着ける使い方を想定した端末側の設計の工夫も見逃せない。

 例えば、UPの開発に当たりJawbone社は、24時間ずっと装着していれば単に水道水だけではなく、さまざまな不純物にさらされる環境を想定。そこで、「既存の防水規格に適合させるだけでは不十分であり、より厳しい基準を設定した」(同社)。その基準に適合させるための試験を実施する装置も新たに開発した他、製造方法だけで100以上の特許を取得したという。実は、こうしたヘルスケア用端末は、数多くの新規技術で実現した“アクセサリー”なのである。

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編集:日経デジタルヘルス

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